こんにちは。
ずいぶん間が空きました(笑)。
今月は、やっと2回目のブログです。
台風11号が接近したり、
クラフト教室が始まったり、
来年のカレンダーの準備やらその他もろもろが重なって・・・
て、言い訳になりませんが・・・(笑)。
それにしても、今日は蒸し暑いですね。
まっ、お盆の時期って、こんなもんですかね。
僕の町では、お盆三が日は早朝のお墓参りと決まっています。
県外に出ている人も実家に里帰りを兼ねてお参りするので、
久しく合わなかった知人と出会える機会でもあります。
だから・・・と言うわけではありませんが、
昨日は、こんな珍客がありました。
ミシシッピーアカミミガメです。
舌を噛むような長い名前ですが(笑)、
要は、北アメリカ産の外来種です。
夜店に”みどり亀”として売られているあの亀が成長するとこんなになります。
小さいうちは、きれいな緑色で可愛いので子供たちのいいおもちゃですが、
成長した頃には、興味が薄れ「世話が大変」との理由で、近くの池とか川に捨てられることが多く、
結果、
気が付けば、アカミミガメだらけ・・・と言う池も少なくはありません。
この種は、目のすぐ後ろ(耳のあたり)に赤い筋があるのですぐに見分けられます。
繁殖力が強く、日本の風土に適しているため、
在来種のイシガメやクサガメの生活圏を脅かしています。
写真のアカミミガメも、捨てられたものか、または捨てられた個体が繁殖したものに違いありません。
で、この亀をどうしたかって?
車道なので、放っておけば、車にひかれるでしょうし・・・思案の末、
近くの池に放つことにしました。
そこには、十数匹の同類が住みついています。
ひょっとしたら、この亀もそこから上がってきたのかも?
でも、良かったのか悪かったのか、なかなか難しい問題ですね。
さて、招かざる珍客の話はこれくらいにして、
やっと本題です(笑)。
この時期、伊勢志摩には大勢の観光客が訪れます。
そこで、鳥羽市では、2つの”おもてなし”事業を行っっています。
一つは、マイカーのための国道の渋滞緩和です。
駅前から少し離れたところに臨時駐車場を開設して、
乗客を船(シャトルボート)で送迎します。
駐車料金が安いのと、無料で船に乗れる特典があるので利用者には大好評で、
なんと!24年間も継続しているんですよ。
数年前からは、旅館で使用したタオル(洗濯済み)を車の窓拭き用にプレゼントするという気前の良さ(笑)。
当然、こちらも大好評。
で、もう一つの大好評は、名付けて”駅ボラ”。
電車で鳥羽駅に来られた観光客のために観光案内所を臨時に開設して、
ボランティアの皆さんが観光の案内をしてくれます。
駅ボラ(鳥羽市近鉄鳥羽駅改札口)
ただし、この案内所は、ただの案内所ではありません。
周辺の観光案内は当然のことですが、
車いすやベビーカーの貸し出しも行っていて、
体の不住な方のお手伝いもいたします。
鳥羽駅前のショッピングセンター・鳥羽一番街の1階にある
伊勢志摩バリアフリーセンターが主催して、こちらも5年を超えてきたと思います。
臨時駐車場と同じく、毎年ゴールデンウィークとお盆の2回開設しています。
スタッフの方の多くは、常連ですが、
初心者向には事前に鳥羽ビジターセンターで研修会が行われますので、
ここ(駅ボラ)で聞けば、伊勢志摩の大概のことはわかってしまいます。
何よりも、親切な対応が魅力です。
駅ボラは、先の改札口前と、
1階に降りた旅館用の送迎バスの発着場の2か所で行っています。
一応屋根はありますが、
暑いさ中、額に汗しながらも丁寧に案内してくれます。
頭が下がりますね。
オレンジ色のベストが目印ですので、「何なりとおたずねください」とのこと。
今では、鳥羽の風物詩になった”おもてなし”・・・
臨時駐車場と”駅ボラ”。
文字通り、伊勢志摩のおもてなしの心が溢れています。
関係者の皆さん、
本当にご苦労様です。
そんじゃ、また。
しげじい
伊勢志摩国立公園協会
0599-25-2358