『思いつきで書いてます』#68
新装に向かっての店内の工事の間はもちろん店は休みで、その間を使って新作ショーの練習をする事になった
我々は近所のダンススタジオに集められジャージに着替え慣れない鏡張りの部屋で戸惑っていた
すると少し遅れて野田さんが入ってきた、その後方にはスリムなイケメンとお姉さんがいる
私は軽く挨拶をするも状況がわからなく隅の方に立っていた
「じゃあ野田、やってみるから?」
「おう!」
二人のツーカー的なやりとりで『ジェームスブラウン』の曲が流れた
「!?」
するとイケメンのお兄さんとお姉さんがものすごいスピードで踊り出した
カッコよすぎだった、今まで私が見てきたジャズダンスとかタケノコとは違い、まさにファンキーだったのだ(意味は知らないが)
こんなの絶対無理だと思っていたら、次に軽く体を慣らした野田さんが踊り始めた
「!!!」
この人もハンパなく上手かった、その後呼ばれた洋介もしなやかな手先ですぐにダンスをコピーした
私は今までのショーとは違う何かを感じた。
つづく