久し振りの更新。

最近仕事も落ち着いてきて、週末はのんびり過ごせています。

昨日は友達と新宿・渋谷へサーフィン道具を見に行きつつ、今服のバーゲンをやっているのかと今更気づき高まる消費意欲をおさえるのに必死です。

とはいいつつ、読書のペースもあげていきたいところ。


すごい製造業 日本型競争力は不滅 (朝日新書 92)/中沢 孝夫
¥735
Amazon.co.jp

日本の製造業をもう一度見つめなおし、これまでの発展過程と今後、大切にすべき点を纏めた本。2007年の10月発行と少し古いので、まさに今の製造業という訳ではないが、今も昔も変わらぬ共通軸という点について多々触れているので、いい本だったと思います。


アメリカに次いで大きいマーケットを持つ日本といったこと、逆を言えば日本だけでシェアをとれれば食べていけるといった理由から、国外への展開を前提に事業を考える企業は少ない。


よく加工貿易立国日本といわれるが、日本の企業は内需によって支えられている。


言葉の壁も大きく影響していると、この本では指摘している。

言葉の壁が少ないモノづくりの技術・技能で日本は他の国を圧倒している。日本人のマメな国民性・世界一品質にうるさいといった点が影響している部分が大きいが、いわゆる自動車や電子機器などまさに技術がものをいう製品分野では強い。


しかし、パソコンのソフトウェアは英語がメインになってしまう。そこで依然として、Windowsを擁するマイクロソフトや、itunesに代表されるアップルといったところに、利益率の高いビジネスをもっていかれている。


この点について筆者は国際化の遅れが原因とあげている。


個人的にはやはりこの国民性を育んだ「島国」といった日本の環境も大きいと感じている。


日本がたとえば島国でなければ、隣接する国との交流は避けて通れないものになっただろうし、移民の受け入れももっと早い時期に真剣に考えるべき問題として取り上げていただろう。


ただ、この勤勉品質にうるさいこの国民性が日本の経済力をここまで押し上げてきたのは実績として証明されているので、この強みを今後どういかすかを企業は考えていく必要があると思う。


この本を見ると製造業のコンサルティングも楽しそうだなと、思ってしまいます。



以下、メモ

--------------------

・「ゴールドラッシュの超ビジネスモデル」より抜粋

カリフォルニアのゴールドラッシュで儲けたのは、金を掘った人間よりも、金を掘る道具を売った人間である。このことから利益を上げる者は知恵を使う者であることを説明している。


・外国人は日本で働きたがっている

「開発途上国へ技術移転をする国際貢献」と位置づけているが、実際は1980年代後半からのバブル期の人手不足の中で若年労働力が不足したのがきっかけで外国人を起用するようになったのだから、人手が足りない、だから来てもらおうとホンネから外国の労働力をまず受け入れる仕組みを考えるべき。


・自分で起業した人の創業の動機は?

1.自分の裁量で仕事をしたい。

2.自己実現を図りたい。

3.専門的な技術・知識をいかしたい。

4.社会に貢献したい。

5.より高い所得を得たい。


※マズローの欲求五段階説

①生理的欲求

②安全への欲求

③社会的欲求(所属と愛の欲求)

④尊敬・自尊の欲求(承認の欲求)

⑤自己実現の欲求


・ブランドを持つ企業は強い

ブランドには物語がかかせない。長年積み上げてきた失敗の上に成り立つブランド名は、失敗の中生き残ってきたという証でもある。だから強い。


--------------------