今日は家でゆっくり。

洗濯に掃除。

そして読書と平凡ながらいいリフレッシュとなった。


リチャード・クラフォルツ, アレックス・クラークマン, 三本木 亮
ザ・キャッシュマシーン

TOC(制約条件の理論)を駆使して企業の業績向上を図る


ザ・ゴールシリーズの総集編といったところかな。


今回登場する改善対象の会社で主なプロセスは


1.生産

2.研究開発、あるいはエンジニアリング

3.実際に現金を生み出すプロセス

4.顧客サービス


の4つ。そのうち3のことをここでは「キャッシュマシーン


と名づけている。


物語は実際の主人公が仕事・家庭を両立させながら

問題解決をしていくわけだが、ザ・ゴールシリーズはこの

家庭’が物語にリアリティを与えており、とてもおもしろく読むことができる。

主人公が仕事だけでなく家庭の悩みもかかえながら時には

妻へ相談し、子供に振り回されつつもハッピーエンドへ向かっていく。



◆気になる言葉だけピックアップ◆


 ・TOCの目的は企業マネジメントをアートからサイエンスに変えること。


 ・企業の目的は「お金を儲けること」であり、売ること、マーケット・シェア

 を確保すること、製品を出荷すること、売上げを計上することではない。


 ・まず最初に市場ニーズを満たすことのできる製品を開発すること。次に

 競合他社を観察し、自分たちをどのポジションに置くべきか考え、マーケ

 ット・シェアのことを考える。


 ・自分たちの製品、業務そして市場に集中する。そしてその結果として

 成長はついてくる。


 ・成長は、実体ある行動の結果。その行動はしっかりした計画があって

 はじめて可能になる。もし、しっかりした計画を立てなかったり、立てても

 しっかりと計画を実行できなければ、短期的には犠牲を払ってでも、もう

 一度最初からやり直ししたほうがまし。健全で実体のあるビジネスを目指

 すこと。


 ・企業における’見込み客~キャッシュ’までの一連のチェーンはその構成

 要素が非常に緊密に連結しあっている。一方でその境界線は非常に恣意

 的にひかれている。




まだ、多くの学ぶべき点はあったのでまた読み直したい一冊となりました。


このTOC理論は製造プロセスの改善に使用される理論という考え方が

一般的であったが、今回は販売プロセスにも利用できるということを

証明(?)した。

なかなか実務で利用するのは難しいとは思うが、ボトルネックが全体の

クリティカルパスを決めるといった話や、営業の戦略変更が製造部門へ

影響してくる等、大きな枠組みで考える必要があるということには気づか

された。

一つのPJとして販売プロセスまで考えた時と、製造プロセスのみ考えた

場合では、タスクの粒度も違ってくるのでそこはしっかり分けて考える

ように注意したい。