ふにゃふにゃした人間

ふにゃふにゃした自分が何でダメなのか？
そんな自分が弱く、かっこ悪いから。
かっこ悪い自分がイヤだから。

もっと言うと、カッコ悪い自分のまま
この先を生きていくのはつらい
この自分を、修正しなければいけない
ということへのやるせなさ

ふにゃふにゃした人間
ものをはっきり言えない人間
すぐ悪びれた態度をとる人間
怒られることを避ける人間
他人との衝突を避ける人間
衝突して負けることを恐れる人間
自分はいつも間違っているという感覚
人を見て態度を変える人間
弱い人間
弱い人間
弱い人間

すぐ他人から刃を向けられる
それは自分がふにゃふにゃしてるからだ
おれは自分で自分を弱く何もできない人間と思っている
見た目もか細い

そして他人はそれを見透かして刃を向けてくるのだ
他人が自分のことを見透かして刃をふるってくることこそ
逆に、自分が弱く何もできない人間であることの証左なのだ

自分は弱い人間だ
ダメな人間だ
ふにゃふにゃした人間だ
そういう人間にはなりたくないのだ

やさしい人間にはなりたくないのだ

でもやさしくても、やさしくなくふてぶてしくても、どっちみち死んでしまう

どっちみち死んでしまうなら、どんな人間でもいい気がする