簿記論の初回の受験は本当に大変でした。
取引に対する仕訳は分かったとしても、当然それだけでは問題を解くことはできません。
それに、簿記論に限らず税理士試験は何と
言ってもスピード勝負。じっくり考えているヒマはありません。
ある程度テクニック的なものも必要となります。
テクニックについては学校の先生方にいろいろ教えていただきました。
ただ、後から思うとこの年はテクニック以前に圧倒的に練習量が不足していました。
簿記論でも財表でも、税法科目でも、計算問題というのは、やり込まないと身にはつきません。何度も問題を解き、(もちろん個別問題から)解き方を身体にしみこませることが大切だと思います。
簿記はよくスポーツに例えられますが、まったくその通りだと思います。
練習を重ねることで、ある日突然、急にできるようになります。
残念ながらこの年は最後までその「時」は来ませんでした。
そして初めて受ける税理士試験。
会場である大学の教室に入り、自分の席を確認してまず思ったこと
「狭っ!!」
中くらいの大きさの教室でしたが、私の席は横3人掛けの机の通路側で、その端には別の人が。
わりと古い建物であったからか、学校の机に比べると幅も奥行も狭く、問題用紙を広げて電卓を置くと完全にはみ出しそうでした。
隣の男性は席に着くなり慣れた手つきで受験票をセロテープで机に貼っていました。
なるほど…こんなに狭かったら問題をめくったときに受験票落ちちゃいそうだしな。今度からそうしよう。
時間が来て試験が始まりました。
当時はまだ問題がホチキスで留められておらず、開始の合図と同時にあちこちから「バチバチバチバチ」の音。
緊迫感が高まります。
