今回も前回に引き続き二次関数についてお伝えしていこうと思います。

 

今回のポイントはなんと、

 

たった二つです!

 

 

これさえ掴めばあなたは二次関数で点を落とすなんてことは

 

おそらくなくなるでしょう!

 
ぜひこれをきっかけに、二次関数を得点源にしましょう!

 

 

こんにちは、リクトです!

 

今回は二次関数の全3パターンの内2つ目の

 

二次関数と直線、あるいはx軸との位置関係に関する問題

 

についてお話していきます。

 

二次関数と直線、あるいはx軸との位置関係に関する問題

 
まずは、二次関数と直線の位置関係に関する問題です。
 
どのような問題が出るのでしょうか?
 
例を見ていきましょう!
 
放物線y=x^2+2x+aが直線y=x+4と共有点をもつような、定数aの値の範囲を求めよ。
 
上の問題は頻出中の頻出問題ですね。
 

このときにポイントとなるのは、

 

放物線と直線の共有点と、2つの式のyを消去して得られる2次方程式の実数解には対応関係がある

 

ということです。

 

 

つまり

 

放物線と直線が2つの共有点を持つ = 上の2つの式のyを消去して得られるx^2-x+a-4=0という2次方程式の実数解が2つ

 

と言えるわけです。

 

二次方程式の実数解の個数を求めるときに使うのは……

 

そう、判別式ですね。

 

 

つまり放物線と直線の位置関係の問題は、

 

結局は判別式を使うだけの問題、ということなんです!

 

2次方程式ax^2+bx+c=0(a≠0)の実数解の個数と、判別式D=b^2-4acの関係 ・異なる2つの実数解をもつ ⇒  D>0 ・ただ一つの解を持つ⇒D=0 ・実数解を持たない⇒D<0

 

 

次に放物線とx軸との位置関係に関する問題です!

 

こちらについても1つ例を見ていきましょう!

 

2次関数y=x^2-mx+m^2-3mのグラフが、x軸の正の部分と異なる2点で交わるとき、mの値の範囲を求めよ。

 

このタイプの問題では、たった3つのことに気をつければ良いです。

 

それは、

  • 判別式
  • 端点の値

です。

 

 

端点の値とは、言葉を付け足すと、

 

「注目している範囲の端の点の値」です。


上の問題では正の部分、というのが注目している範囲ですから、端点は x=0 の点、となります。

 

 

なぜ、この三点のみに注目するだけで問題が解けてしまうのでしょうか、

 

それは簡単なことです。

 

 

まず判別式ですが、判別式に注目することで

 

x軸との交点の数を求めることができるのです!

 

 

 

次に軸ですが、軸と問題の範囲をみるだけで、

 

二次関数のグラフが範囲に対して、どのような位置にあるのかを掴むことができます!

 

 

 

最後に、端点の値です。

 

これを見ると、範囲の端のy座標が正か、負かがすぐ分かります。

 

それが分かるとによって範囲の中でx軸と交わるのか、範囲外でx軸と交わるのかが分かるのです!

 

 

注目する理由もわかったところで模範解答を見てみましょう。

 

 

問題によっては、3つのうちどれかだけを調べれば答えにたどりつく問題もあります。

 

それは演習をするうちに見抜く力をつけていきましょう。

 

 

 

いずれにせよ

 

放物線とx軸の位置関係についての問題では、

 

判別式・軸・端点の値の3つに注目すれば、余裕で解ける!

 

ということです。

 

 

今回の二次関数と直線、あるいはx軸との位置関係に関する問題のポイントです!

 

 

 

二次関数と直線の位置関係

 

⇒判別式

 

二次関数とx軸との位置関係

 

⇒判別式・軸・端点の値

 

 

この二次関数という分野は前回も言った通り、パターン分けが重要です。

 

いかに問題を見た瞬間に問題のパターンを認識し、ポイントを把握できるか

 

勝負のカギとなってきます!

 

 

時間制限の厳しいセンター試験で完答するためにも、

 

感覚でパターンが分かるようになるまで

 

演習を繰り返ししていきましょう。

 

 

 

さてここで今から1度過去問の二次関数のページを開いてみましょう。

 

 

問題を見ただけで3つのうちどのパターンに属する問題かわかりますか?

 

 

正直、現時点では少し難しいかもしれません。

 

 

 

無理もありません。まだ3つ目のパターンを紹介していませんから。

 

 

ですが、次回紹介し終わった時には、必ず見分けれるようになります!

 

ですから、次回も必ずお読みくださいね!

 

 

 

ということで、次回は今回紹介できなかった二次関数の3つ目のパターン

 

についてお話したいと思います。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!