千葉国体 ~トレーナー編~ | 「ま~何とかなりますよ」

千葉国体 ~トレーナー編~

去年の6月からボランティアで水泳選手とかかわって来ながら「いつか日本代表チームに入る」と目標を持ってやってきました。


自分の中で勝手にスイミングスクールから初めて試合に帯同→国体トレーナー→ジュニアの日本代表チーム→日本代表チーム入りというステップが必要だと考えていました。


実際にチームの選手とかかわっていくとチームの内情が分かってきます。当たり前ですが殆どにチームには専属のトレーナーがいるので中々チームに入るのは大変です。そのチームの規模が大きくなればなるほど。


今年から日本選手権、ジャパンオープンと試合にも帯同するようになって思うのは当たり前ですが選手は今迄やってもらった人や長年チームに帯同している人にやって貰いたいという事です。自分も選手ならきっとそうでしょうし、それは誰にでも簡単に予想できます。


自分が所属していたセントラルでもそうなら初めて会うコーチ、選手達ばかりの国体チームなら尚更です。


じゃあ一年目の僕はどうしないといけないかを考えたら少しでも選手に知ってもらうでした。


合宿が9月1日から始まり、そのまま9月10日から12日まで国体。まので初日からは行けませんでしたが3日から合宿に合流して選手をケアしてきました。最初の方はチームの方針で本当に施術が必要な人だけをやってきたので人数も多くなかったし選手と会話も少なかったのですが、徐々にお互いに慣れてきました。


そして二人目のトレーナーが合流してよりスムーズに選手をケアできるとチーム内でも大分打ち解けてきたのを実感、そして千葉に移動して残りのトレーナーと合流。


長い人は10数年東京にかかわって来て、もう一人もその位、合宿から参加した人は2年目で今回最初の僕。成年の男女は何回も出ているので経験の長い方に行きますが、少年少女はその人にケアをしてもらうのは気が引けるので新米トレーナーが担当するので上手くいったと思います。


部屋が狭くて4台のテーブルを置く事が出来ないし、廊下も狭くて無理。なのでエレベーターを降りた所でやっていました。幸いその階には東京と岐阜のチームは殆どだったのでそれ程迷惑にはなっていなかった?と思っています。


そして大会初日。


選手の控え室の場所は決まっていますがトレーナーのテーブルを置く場所はプールサイドで他の県(5県くらい)と協同スペースを使うのですが人数の多い東京はスペースを大きく欲しいので場所取りの為に開場の1時間前に出発。5時半にホテルを出ます。


開場で場所を取ったら選手が来るのを待っています。選手によってアップ前、アップ後、予選前、予選後、決勝前のどれか、または複数回ケアを受けたいというので、僕もその状況、体調、泳ぎの感覚によって内容を変えて対応します。


競技が終わったら夕食を食べてホテルで選手のケアを開始。ホテルでは主に疲労を取るのがメインですが、これも人によって疲れて体がだるいのか疲れが無さ過ぎて筋肉が弛緩しすぎてだるいのかが違うので(特に高校生には自覚できない)それによっても対処が違います。


大体11時頃に全選手を診てお風呂に入って、洗濯をして0時から1時に寝るが主な日程でした。ホテルや開場でのケアも最初は高校生が主でしたが大会2日目位から成年の選手も受けに来てくれるので一流選手に触れるいい機会でしたし、その選手達が何回も受けに来てくれると嬉しいですね。何回も来てくれて嬉しいのは一流の選手だけではなく高校生も合宿時から頻繁に来てくれると嬉しいですね。


僕は結構人見知りですが図々しい所もあるので人の会話には勝手に入るし、馴れ馴れしくするので選手の一人から「伊佐さんっていいっすね。僕達と同じなのがいいっす。」と何が同じなのかは知らないけれどそんな事を高校2年生に言われました。


朝5時に起きて、日中は緊張感のある中、プールサイドで選手のケアをして夜遅くに寝るのは結構大変でしたが36連覇を達成できて良かったしレース後選手がお礼を言ってくれるのが一番嬉しい時ですね。これは患者さんが痛みや症状が無くなってお礼を言ってくれるのと同じでいつ聞いても何回聞いても嬉しさは変わらないと思います。


僕は殆どの日本のトレーナーとやり方が違うのですがカイロプラクティックのアジャストを選手に積極的に行うやり方が自分の中で確立されてきたので、異色のスタイルで目標に向かっていきます。


とりあえず東京都チームとは暫くお別れで各所属に戻りますが色々な大会で再会できるのが楽しみです。


次の試合帯同は10月に辰巳で行われる水泳のワールドカップに行きますが誰が来るんだろう。