
ファイヤー
そうです
でも、ただの缶コーヒーではないのだ
頑張って働いた工賃を、大切に節約しながらお小遣いにしている
知的に障害のあるYくん

水泳教室のプール受付に早めに来て、いつもお茶を買うパターン
"お母さん、お茶いる
""要らないよ"
のパターン
そのパターンが変わるのか…
茶々を入れたくなるのが私
"コーチはコーヒーが飲みたいなぁ"
から始まり、最初は無視

毎週、何度か言い続けて
"はいッコーヒー☕ですね"
と、言いながらもスルー
そんなやり取りが何週か続いて
どちらが根負けするかの勝負の様に

側で見ているお母さんは我が子の対応に毎週、大笑い
今日、少し距離を縮めて、視界に入る位置から
"コーチはコーヒー☕が飲みたい"
と、呟いたら
"コーヒー☕を買ってあげる、どれ
との、反応

私が一番に戸惑い

選ぶ余裕もなく、一番に目に付いたコーヒーを指差し
"これやね
と、ボタンを押して、買ってくれました

お母さんもスタッフも大笑い
私一人、動揺





粘り勝ちのはずが、男前にコーヒー☕を買ってくれたYくんにプレッシャーを与えてしまったかも

大切なお小遣いを使わせてしまった申し訳なさと

他人にお小遣いを使うのは初めての経験です。うちの子、ケチですから…
コーチが色んな関わりをして下さるのが、とても嬉しく、息子の対応が楽しみなんです。
…と、お母さん
自由気ままに関わっていく私を温かく見守って下さいます

う~~
缶コーヒー☕、飲めね~~よ
