SIERA LEONE 2013 Spring collection #5 後編
こんにちは。
SIERA LEONEの渡辺です。
今回は引き続き 2013 spring collection のリリース
第5章 <後編>をお送りします。
***********************
05: Mythos <後編>
ふと見下ろすと君が持っていた大きな本が落ちている。
開かれたページにはたくさんの文章。その中に一際目立つ文章があった。
“はじめにことばがあった。ことばは神とともにあり、ことばは神であった。”
君は毎日たくさんの本を読んでいる。そして文を書くのが大好きで、
思いついたら真っ白な本に書き留めるんだ。
最初は小さいノートだったのに、すぐ言葉が溢れちゃうから
どんどん大きくなって今じゃ君の顔より大きな本を持ち歩いてる。
少し前に君が大きな口を開けて
空気を吸っては本をめくり、また空気を吸っては次のページを開き
何をしているのかと訪ねると、君は屈託のない笑顔で
「ことばたちを くうきにとかして それをぜんぶ すいこんでるの!」
って答えたんだ。
それを聞いて僕もなんだか見えた気がしたんだ。
その“ことばたち”が空中に飛んでつながったり途切れながら、
君の一部になってくのを。
君は、ことばを紡ぎだす天才だった。
***********************
“Mythos シリーズ”
“Mythos シリーズ”
今回のテーマにもなっている“ミュトス”
ミュトスとは人が語る”ものがたり“や“お話”全般を指します。
“ことば”の持つ力。伝えることの意味。
人から人へ語り継がれるものは、
話し手の表現や聞き手の受け皿によって
些細な変容を繰り返しながら
受け継がれていきます。
お洋服をつくる私たちも
媒体は違えど、伝えることは同じだと思います。
大切な誰かに想いを伝えるとき
お花を贈ることがあります。
花は実用性がある訳ではなく
しかもすぐに枯れてしまう。
それでも人は花に想いを託し
相手に受け渡す。
そんな花束を想像して
オリジナルのフラワーテキスタイルになりました。
明日は、“06: Timeless moon”をアップ致します。
楽しみにしていて下さいね。
SIERA LEONEの渡辺です。
今回は引き続き 2013 spring collection のリリース
第5章 <後編>をお送りします。
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05: Mythos <後編>
ふと見下ろすと君が持っていた大きな本が落ちている。
開かれたページにはたくさんの文章。その中に一際目立つ文章があった。
“はじめにことばがあった。ことばは神とともにあり、ことばは神であった。”
君は毎日たくさんの本を読んでいる。そして文を書くのが大好きで、
思いついたら真っ白な本に書き留めるんだ。
最初は小さいノートだったのに、すぐ言葉が溢れちゃうから
どんどん大きくなって今じゃ君の顔より大きな本を持ち歩いてる。
少し前に君が大きな口を開けて
空気を吸っては本をめくり、また空気を吸っては次のページを開き
何をしているのかと訪ねると、君は屈託のない笑顔で
「ことばたちを くうきにとかして それをぜんぶ すいこんでるの!」
って答えたんだ。
それを聞いて僕もなんだか見えた気がしたんだ。
その“ことばたち”が空中に飛んでつながったり途切れながら、
君の一部になってくのを。
君は、ことばを紡ぎだす天才だった。
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“Mythos シリーズ”

“Mythos シリーズ”
今回のテーマにもなっている“ミュトス”
ミュトスとは人が語る”ものがたり“や“お話”全般を指します。
“ことば”の持つ力。伝えることの意味。
人から人へ語り継がれるものは、
話し手の表現や聞き手の受け皿によって
些細な変容を繰り返しながら
受け継がれていきます。
お洋服をつくる私たちも
媒体は違えど、伝えることは同じだと思います。

大切な誰かに想いを伝えるとき
お花を贈ることがあります。
花は実用性がある訳ではなく
しかもすぐに枯れてしまう。
それでも人は花に想いを託し
相手に受け渡す。
そんな花束を想像して
オリジナルのフラワーテキスタイルになりました。
明日は、“06: Timeless moon”をアップ致します。
楽しみにしていて下さいね。