レポート3 | ISBIT DAIKANYAMA

レポート3

e7469de8.jpg

3月17日(月)から4泊6日の日程で、ISBITショップスタッフ・広報・経理の3チームに所属する9名で、タイ南部に位置するリゾート地、プーケットに社員研修として行かせて頂きました。
プーケットはバンコクの南西922?の洋上に浮かぶタイ最大の島で、南北約50?、約543?の総面積はシンガポールとほぼ同じです。昔はスズの産地として中国やインドへ向かう欧米諸国の舩の中継地として栄えました。現在では「アンダマン海の真珠」と讃えられる美しい海とビーチと共に、世界でも有数の一流リゾートホテルが集まる一級のリゾート地として有名です。

前々より、社内の海外研修についてのお話は先輩方や社長からもよく伺っており、重ねて「エネルギーの循環」という言葉を心に刻みながら日々の業務に務めていましたが、よく社長から伺う「美しいものを見、より良い環境に身を置き、自分の価値・レベルを高めて心を豊かにする事」が、日々自分を動かすエネルギーに、そして自分から更に良いものを生み出すパワーになるのだと、感じていました。ISBITの語源にbit(もう少し)という貪欲さが刻まれている様に、自ら成長を続け、発展を止めないこの会社ならではの社員研修なのだと受け止めていました。従って、入社して初めてとなるこの研修のお話を頂いた時には、必ず自分の心の中に財産を持ち帰り、今後の自分の力となる様な、価値ある研修にしようと心に決めました。

092a811a.jpg

<プーケットの町並み>
7時に新宿を出発した初日は終日移動日となり、宿泊するEvason Phuket & Six Senses Spaに到着したのは現地時刻の22時近くでした。長旅の疲れはあるものの、私は初めてのタイの景色に興奮し通しで、既に日の暮れたエヴァソンまでの道のりを、迎えのバスの窓からずっと眺めていました。
路面に水色のテーブルを並べて皆でビールを飲み交わす人々、ピンクや黄色、ブルーの壁の家々、父と母の間に子どもを挟んだ3人乗りの原付バイク、遠くまで続くお祭りの明かり、人を呼び込む居酒屋の色とりどりのネオン。どこか懐かしく、素朴な暖かみの感じられる風景でした。
2日目からの昼の町並みはまた表情を変え、深い緑の木々に、クレヨンで色付けした様なちょっぴり懐かしい色合いの店、暑い空、そして鮮やかなピンクの花のコントラストがとても印象的でした。物珍しげに外を眺める私達の車を見て、必ず笑顔を返してくれるプーケットの人々に、この町に対する親しみを覚えました。


d816d5ad.jpg

<象使いのセオ>
私は幼い頃から動物が好きで、4歳の頃からずっと犬を飼っていました。動物園にもよく家族で出掛け、乗馬も経験があります。そしていつかは果たしたいと思っていたのが像の背中に乗る夢でした。母が小学生の頃像に乗った事があるという話を聞き、ずっと羨ましく思っていたものでした。
そしてこの研修の2日目に、遂に念願のElephant Trekkingを経験する事が出来ました。私の何倍も
ある大きな身体に優しい瞳を持ち、大人しく象使いの青年の言葉を聞く像の背中に乗って、深い林の中を歩きました。観光客からもやはり人気がある様で、世界各国からの旅行者が訪れていました。
4957e38c.jpg

d65c2d9e.jpg

印象深かったのは私の乗る像を操る青年でした。片言の日本語で像の説明や、初めての体験に緊張する私に「ダイジョウブ」や「タノシイ?」等とこまめに声を掛けてくれ、最後には器用に草を編んで鳥の人形をお土産に作ってくれました。
そして彼の誠意のある笑顔が、私にこの経験を色濃く刻み込んでくれました。

<Evason Phuket & Six Senses Spa>
私達が宿泊したのは、約26万?という広大な敷地に充実した施設を配したスタイリッシュなリゾートホテルでした。客室はホテル棟とヴィラの2タイプで、殆どの部屋から海が眺められる様に造られています。シンメトリーを意識した天蓋付きのベッドや広いバスルーム、清潔な真っ白なシーツに、はっとする程のオレンジ色のカーテンが、豊かな空気感を造り出していました。
そして窓の外には美しい青い海と暑い光が満ちており、私の中に心の開放感、そして高揚感が一緒になって沸き上がってきました。
8ba0fbb7.jpg

また広大な敷地内には、海と一体化した様なプライベートプールや、家族で楽しめるガーデンプール、女性に嬉しいリラックスムード漂うスパ等、リゾート感を満喫できる施設が完璧に揃えられていました。落ち着いたプールサイドでの仕事は、心が安らいでいた事もあってか、集中して取り組む事が出来ました。
0b05812b.jpg

毎朝の朝食はホテル棟から離れた所にあるビュッフェ式レストランで、美しい景色を眺めながら頂きました。「サワッディー・カー(こんにちは)」の挨拶と「ワイ」と呼ばれる合唱礼、そして気持ちの良い笑顔が、ホテル内にも溢れていました。
「昴」等有名な日本の曲をピアノで奏でながら、「Japanese song!」と笑い掛けてくるレストランの演奏スタッフ、毎朝笑顔で「How are you?」と訪ねてくるオムレツ調理担当のスタッフ、どこか日本の礼儀作法と通ずるものを感じる「ワイ」をつくり、上品に微笑むスタッフ。ここで働くスタッフの一人一人が積極的に客とコミュニケーションをはかり、友好的且つ礼儀正しく、ホテルの印象を気持ちの良いものにつくり上げていました。
また、もう一つ印象的だったのは「環境に優しいホテル」を目指して様々な取り組みをしているホテルの姿勢です。ベッドのシーツやタオルを極力替えずに、水の無駄削減に協力を呼びかけるルームクリーニングサービスや、環境に優しいレモングラスの石鹸等、この他にも多々取り組んでいるそうで、この様にハイレベルなホテルが環境保護にも地道に直向きに力を注いでいるという事実は、更にイメージの向上に繋がりました。

6d5f8f00.jpg


<総評>
自然が豊かに敷かれ、木々や水、花等の人工的でない、暖かな色が溢れていたプーケットでの日々は、あらゆるものの生命力を深く身体に染み込ませる事が出来た様に感じます。そして何よりプーケットの人々の笑顔が、熱く心に刻まれました。
最高のサービスを施してくれたホテルのスタッフは勿論、町行く人々や象使いの青年も、皆それぞれが背負うものの「顔」として存在していました。彼らが私の中の「プーケット」を形作り、これから
先も思い出の中に存在し続けていく事を思うと、現在ISBIT内で広報という「会社の顔」としての役割を与えて頂いている事に、改めて責任を感じました。これまでに育んで来た関係者との繋がり、これから出会う方々、「今」接するお客様、媒体を通して得られるお客様その全てに対して、ISBITというブランドの名に恥じぬ様、そして更に上のレベルを印象付けられる様、プーケットで出会った誠意のある笑顔と実直・直向きさ、そして友好的且つ礼儀正しい立ち振る舞いを心掛けて行きたいと思います。
そして今回私の中で何よりも一番心に宿ったものは、普段から共に汗を流して同じ目標を目指す仲間達の、様々な経験・感動を共有し、共に笑い合ったその笑顔です。
今後も共に働いて行く上で、掛替えのない心の財産となりました。
今回この様な貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
この研修で得たエネルギーを更に循環させ、今後も業務に尽力して行きたいと思います。