レポート2
私たちがタイ/プーケットに着いたその日は天気もよく、東南アジア特有の湿気が体にしっとりと纏わりつくような熱い夜でした。空港から旅行会社の送迎バスに乗り、宿泊するエヴァソンプーケットに着く頃にはすでに日が落ち、真っ暗になっていました。
バスでエヴァソンの入り口の看板を通り過ぎてからしばらく真っ暗な坂を上り、どんなところなんだろうと期待で胸がふくらみドキドキしたのを覚えています。
やがてたいまつの火や建物の光が見え、バスを降りると少しの照明で綺麗に照らされたトンネルのようなエントランスが迎えてくれました。あとから聞いた話ですが、このトンネルは外部から特別な世界へ入っていくというコンセプトで作られているそうです。トンネルの手前には浅い池に蓮の葉や花が綺麗に咲いており、入り口からとても高揚させられました。トンネルを抜けると大きな池の上にフロントデスクが左右2つづつ浮かんでおり、間接照明でライトアップされ幻想的な雰囲気になっていました。そして微笑みながら「サワディカー」とゆったりとした雰囲気で手を合わせたスタッフが迎えてくれ、チェックインスペースに通されるとまず冷たいおしぼりとウェルカムドリンクが手渡されました。おしぼりは上品なレモングラスの香りがとてもさわやかで、ドリンクはレモングラスとジンジャーの甘い味で、異国/タイに着いた事を実感させられると共に長時間移動してきた私たちにとってとても癒された時間でした。

チェックインを済ませ宿泊する部屋に通されると、そこでも旅人の私達をさらに喜ばせるような作りになっていました。ベッドには真っ白な蚊帳がかかっており、照明も暗めでいい雰囲気を醸し出していました。ドレッサーや棚など、家具の取っ手にはフルーツや野菜をあしらった形になっており、細かい部分にまで女性の宿泊客が喜びそうなつくりになっていると感動しました。バスルームは石か陶器のようなナチュラルなライトベージュで作られており、その向かい側に洗面台が銀色の(素材は分かりませんでしたが)凹凸の着いた金属でできており、両サイドにひとつづつ用意されていました。その他にもベッドのシーツをかえなくても良いというサインをヤシの木の置物で表したり、部屋に入っても良い/悪いのサインを部屋の外の壁の顔のマークで表す事ができたりと、ひとつひとつに遊び心があり、長い旅の疲れもひととき忘れてしまうような楽しいお部屋の作りになっていました。
翌朝、明るいところで見るホテルの全景も素晴らしい物でした。夜の幻想的な雰囲気とは違い、所々で鳥の鳴き声が聞こえ、良く手入れされた庭をバギー(敷地内を走る車)で通り抜け、朝食を食べるためレストランへ向かいます。このレストランはおおきなホールに屋根が付いたような風通しの良い構造になっていました。毎朝ここでピアノの生演奏を聞きながら、そよ風に吹かれ海を眺めて食べる朝食は格別のものでした。食べ物の種類も豊富で、また味付けも多国籍な人々が宿泊するホテルとは思えないぐらい美味しく良く研究されていました。
また、このレストランのすぐ下に海と繋がっているように見えるインフィニティプールがあり、プールサイドにはデッキチェアーが用意されており冷たいトロピカルドリンクを飲みながら読書をしている他の宿泊客が何人も居ました。他にもガーデンプール、ファミリープールとホテルの広い敷地内に計3つプールがあり、ホテル内を散策するのが楽しみになるような小さな村のような作りになっていました。
研修二日目は、パトンビーチにある地元で有名なサイモンキャバレーショーを見に行って参りました。ショー会場に入ると内装が紫とピンクで塗り固められており、一歩入った時から夜の怪しい雰囲気を醸し出していました。ショーでは多国籍な観光客が多いからか、アメリカや韓国、北朝鮮などの有名な映画や歌謡曲のパロディが多く見られ、ジョークたっぷりのコーナーを交えるなど観客を飽きさせない工夫が多く見られました。またショーが終了した後には、会場の外にダンサー達が並び自由に記念撮影ができるようになっていました。その中でもショー中お客様を魅了したダンサーには多くの人が集まっており、見られる/魅せるという意識の大切さを勉強させられました。

次の日には少し早起きをし、モーターボートで約15分程のコーラル島と言う離島へ行って参りました。ここは日本語を話せる現地スタッフが多く、バナナボートやシーウォーカー、パラセイリングなど様々なマリンスポーツが楽しめる島として人気のようでした。船から降りると真っ白い白砂のビーチと透き通った海がとても綺麗な島でした。私は体験ダイビングをしたのですが、ボートに乗って沖に出るまでもなくビーチから泳いで潜って行くと珊瑚礁や熱帯魚をたくさん見る事が出来ました。
その後は東京では味わう事の出来ないゆっくりな時間をビーチで満喫させて頂いたのですが、ビーチ全体的に美化の意識が強いのかゴミが落ちておらず、綺麗な自然が映えるよう保たれていました。昨今環境破壊などが問題になっておりますが、このような綺麗なビーチを守る為にもR&Gで意識しているエコの活動をより具体的にしていくことが大切だと実感しました。


プーケット滞在4日目にはエヴァソンの中にあるシックスセンス・スパを経験して参りました。スパの入り口はプルメリアの花やヤシの木に囲まれており、ここでも微笑みながら迎えてくれるスタッフがゆったりとした癒しの雰囲気を醸し出しておりました。海の見えるコテージでマッサージを受けている間もゆっくりと静かに話しかけるスタッフにとても癒される事ができました。室内の清掃が行き届いている事はもちろん、コテージの様々なところに花が飾られている事、スタッフの話し方等も全て含めて癒しの空間が演出されている事にとても感動しました。
本当に何度も訪れたくなるサービスだと実感致しました。
今回の研修を通して、第一印象を良く魅せる演出、その後の時間も楽しく過ごしてもらうための工夫などが隠れた所に多く見つける事が出来ました。isbit店頭でいつも気をつけている店内美化やお客様との会話の仕方にももう一度見直しをかけ、お客様により心地のよい空間として位置づけて頂けるよう、今後も努力して参りたいと思います。また四月からはガーディアン企画チームの方へと再び加わらせて頂く事となっておりますので、今回学んだ無意識の中に潜む演出を企画の中に取り入れて行きたいと思います。
以上、ご報告とさせて頂きます。
バスでエヴァソンの入り口の看板を通り過ぎてからしばらく真っ暗な坂を上り、どんなところなんだろうと期待で胸がふくらみドキドキしたのを覚えています。
やがてたいまつの火や建物の光が見え、バスを降りると少しの照明で綺麗に照らされたトンネルのようなエントランスが迎えてくれました。あとから聞いた話ですが、このトンネルは外部から特別な世界へ入っていくというコンセプトで作られているそうです。トンネルの手前には浅い池に蓮の葉や花が綺麗に咲いており、入り口からとても高揚させられました。トンネルを抜けると大きな池の上にフロントデスクが左右2つづつ浮かんでおり、間接照明でライトアップされ幻想的な雰囲気になっていました。そして微笑みながら「サワディカー」とゆったりとした雰囲気で手を合わせたスタッフが迎えてくれ、チェックインスペースに通されるとまず冷たいおしぼりとウェルカムドリンクが手渡されました。おしぼりは上品なレモングラスの香りがとてもさわやかで、ドリンクはレモングラスとジンジャーの甘い味で、異国/タイに着いた事を実感させられると共に長時間移動してきた私たちにとってとても癒された時間でした。

チェックインを済ませ宿泊する部屋に通されると、そこでも旅人の私達をさらに喜ばせるような作りになっていました。ベッドには真っ白な蚊帳がかかっており、照明も暗めでいい雰囲気を醸し出していました。ドレッサーや棚など、家具の取っ手にはフルーツや野菜をあしらった形になっており、細かい部分にまで女性の宿泊客が喜びそうなつくりになっていると感動しました。バスルームは石か陶器のようなナチュラルなライトベージュで作られており、その向かい側に洗面台が銀色の(素材は分かりませんでしたが)凹凸の着いた金属でできており、両サイドにひとつづつ用意されていました。その他にもベッドのシーツをかえなくても良いというサインをヤシの木の置物で表したり、部屋に入っても良い/悪いのサインを部屋の外の壁の顔のマークで表す事ができたりと、ひとつひとつに遊び心があり、長い旅の疲れもひととき忘れてしまうような楽しいお部屋の作りになっていました。
翌朝、明るいところで見るホテルの全景も素晴らしい物でした。夜の幻想的な雰囲気とは違い、所々で鳥の鳴き声が聞こえ、良く手入れされた庭をバギー(敷地内を走る車)で通り抜け、朝食を食べるためレストランへ向かいます。このレストランはおおきなホールに屋根が付いたような風通しの良い構造になっていました。毎朝ここでピアノの生演奏を聞きながら、そよ風に吹かれ海を眺めて食べる朝食は格別のものでした。食べ物の種類も豊富で、また味付けも多国籍な人々が宿泊するホテルとは思えないぐらい美味しく良く研究されていました。
また、このレストランのすぐ下に海と繋がっているように見えるインフィニティプールがあり、プールサイドにはデッキチェアーが用意されており冷たいトロピカルドリンクを飲みながら読書をしている他の宿泊客が何人も居ました。他にもガーデンプール、ファミリープールとホテルの広い敷地内に計3つプールがあり、ホテル内を散策するのが楽しみになるような小さな村のような作りになっていました。
研修二日目は、パトンビーチにある地元で有名なサイモンキャバレーショーを見に行って参りました。ショー会場に入ると内装が紫とピンクで塗り固められており、一歩入った時から夜の怪しい雰囲気を醸し出していました。ショーでは多国籍な観光客が多いからか、アメリカや韓国、北朝鮮などの有名な映画や歌謡曲のパロディが多く見られ、ジョークたっぷりのコーナーを交えるなど観客を飽きさせない工夫が多く見られました。またショーが終了した後には、会場の外にダンサー達が並び自由に記念撮影ができるようになっていました。その中でもショー中お客様を魅了したダンサーには多くの人が集まっており、見られる/魅せるという意識の大切さを勉強させられました。

次の日には少し早起きをし、モーターボートで約15分程のコーラル島と言う離島へ行って参りました。ここは日本語を話せる現地スタッフが多く、バナナボートやシーウォーカー、パラセイリングなど様々なマリンスポーツが楽しめる島として人気のようでした。船から降りると真っ白い白砂のビーチと透き通った海がとても綺麗な島でした。私は体験ダイビングをしたのですが、ボートに乗って沖に出るまでもなくビーチから泳いで潜って行くと珊瑚礁や熱帯魚をたくさん見る事が出来ました。
その後は東京では味わう事の出来ないゆっくりな時間をビーチで満喫させて頂いたのですが、ビーチ全体的に美化の意識が強いのかゴミが落ちておらず、綺麗な自然が映えるよう保たれていました。昨今環境破壊などが問題になっておりますが、このような綺麗なビーチを守る為にもR&Gで意識しているエコの活動をより具体的にしていくことが大切だと実感しました。


プーケット滞在4日目にはエヴァソンの中にあるシックスセンス・スパを経験して参りました。スパの入り口はプルメリアの花やヤシの木に囲まれており、ここでも微笑みながら迎えてくれるスタッフがゆったりとした癒しの雰囲気を醸し出しておりました。海の見えるコテージでマッサージを受けている間もゆっくりと静かに話しかけるスタッフにとても癒される事ができました。室内の清掃が行き届いている事はもちろん、コテージの様々なところに花が飾られている事、スタッフの話し方等も全て含めて癒しの空間が演出されている事にとても感動しました。
本当に何度も訪れたくなるサービスだと実感致しました。
今回の研修を通して、第一印象を良く魅せる演出、その後の時間も楽しく過ごしてもらうための工夫などが隠れた所に多く見つける事が出来ました。isbit店頭でいつも気をつけている店内美化やお客様との会話の仕方にももう一度見直しをかけ、お客様により心地のよい空間として位置づけて頂けるよう、今後も努力して参りたいと思います。また四月からはガーディアン企画チームの方へと再び加わらせて頂く事となっておりますので、今回学んだ無意識の中に潜む演出を企画の中に取り入れて行きたいと思います。
以上、ご報告とさせて頂きます。