創立からの8年間 | ISBIT DAIKANYAMA

創立からの8年間

こんにちは。

ISBIT guardian 企画、そして ISBIT創立メンバーの中村よしみです。


ISBITは、2001年3月に立ち上げ、今年で9年目となります。

振り返ってみると、この丸8年がとても早く感じます。
一つ一つの出来事を考えると、とても内容の濃い出来事が多いのですが、とても充実した日々を送ってきたということだと思います。

立ち上げの時を考えると、ファッション業界はドメスティックブームで、裏原宿と共に代官山も人気スポットとしてとても注目されていました。

その代官山で店舗をオープンしたい!! ブランドを立ち上げたい!!
その強い気持ちが、無の状態から行動力、精神力をかき立て、わずか3か月でオープンまでの工程をすべて成し遂げたのだと思います。

私はブランド側の企画・生産業務をメインとして行っていましたが、以前経験があるといってもアシスタントを含め4年。
一からのスタートを切ったも同然でした。
休むことも忘れ、無我夢中に前に進もうと日々を過ごしていました。

まだまだ甘い考えもあり、勉強の毎日。
毎日同じ日はありませんでした。
幾多の失敗を経験し、様々な方法を知り、次の実行に移す。
初めの3年はその繰り返しだったように思います。


4年目に新たな挫折と向き合い、考え、自分を見つめ直さなければいけない時期でした。
日々に慣れてくると、自分が見えなくなる。
周りが見えなくなる。
独りよがりな自分が悪循環を生みだし、歯車が狂いだす。

そんな時はいつも手を差し伸べてくれる人がいて、ちゃんと見ていてくれる人がいました。


5年目、新たなスタートとして「ISBIT guardian」 を立ち上げ、今まで経験してきたこと、感じてきたことの集大成を作り上げることができました。
それは、今までのブランドの物作りと大きく違う考え方。

「すべてはお客様の為にある」ということ。

この服を着ることで、お客様が幸せな気持ちになれる。
そんな喜ばれる服を作ること。

その為には、実験と検証を繰り返し、成功の法則を自分達で作っていく楽しみもあります。
たくさんの愛情を注ぎながら物作りをすること、そしてお客様が喜んでくれること、それは今までにない充実感を感じることとなりました。


社長は、創立当初からずっと、私に自ら積み上げてきた知恵を教え、物事の仕組みを教え、成功へのレールを引き、常に導いてくれていました。
今思うと、小さな可能性を広げる為に諦めずに動き続けてくれていたこと、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。

社長の方針として、自分達だけが良くなるのではなく、お客様に喜ばれるのはもちろんのこと、工場の方、取引先の方すべてが良くなること。
エネルギーを循環させることがとても大事だということ。

それは社内でも同じことが言え、ブランド・ショップ・広報・財務とすべてが情報の共有をし、コミュニケーションをとることが大切だということ。

そして環境作りを大事と考え、空気感や色彩、空間や照明、どの事務所もショップも常に改善し良い環境を作り上げることが、日々の仕事に影響するということ。

理不尽なことを許さず、そして、何事もバランスが大事だということ。

まずはスタッフ出身地の養護施設への寄付から始まり、社会へ貢献をしていくということ。

この会社では仕事はもちろんのこと、人としての在り方、求められる存在、そして常識のある社会人としての取り組み方など、心の部分での成長のできる場所でした。


これからは、今まで社長に教えてもらったことを私達が後輩に伝え、教え、この成長過程の中でも、できる限り少人数で、みんながコミュニケーションを取れ、理解し、信頼しあえる環境を崩さず取り組んで行けたらと思います。

毎日、皆さんに感謝の気持ちを忘れずに・・・
今後も私達は誠実な取り組みで前進して行きたいと思います。