復刻ブログvol.2
みなさん、こんばんは
ISBIT online shopマネージャーの瀧澤です
今回の“復刻ブログ”は、
2008年3月
ISBIT企画チームのイタリア・フィレンツェ海外研修レポート
をご紹介させて頂きます
こちらのレポートをブログでご紹介後、
とても反響がありました

今回のレポートは、
取締役営業部長ISBIT Guardian / IRIS Club企画の
加藤部長です
当時、まだIRIS Clubは誕生しておらず、
この研修からインスピレーションを受けて
誕生したISBIT Guardianのアイテムも沢山ありました
皆様、こんにちは!
ISBIT GUARDIAN企画の加藤 友里恵です。
3月3日から8日まで、GUARDIAN、SIERA LEONE、Wendineの3ブランドチーム、総勢13名でイタリア・フィレンツェに研修に行って参りました!
GUARDIANチームは実は12月にも長崎・ハウステンボスに研修に行かせて頂き、《2008 SUMMER COLLECTION》では「オルゴール」をテーマ題材としてデザインをしていましたが、実はハウステンボスに行った時に訪れた「オルゴール博物館」からインスピレーションを得て作っていたのです。下はハウステンボスの時の写真です。
滞在したホテルの中庭・・

夜の町並み・・

今回は、「花の都」と呼ばれているフィレンツェへ4泊6日で行ってきました。
フィレンツェはイタリアのトスカーナ州フィレンツェ県に属する人口約45万人の都市です。
古代ローマ時代、花の女神“フローラ”の街としてフロレンティア(Florentia)と名付けた事が語源とされています。500年以上も昔の風景をそのまま残しているような街並には、至る所に歴史的建造物や教会があり、街角のふとした風景からも芸術の香りが漂ってきます。


研修期間中は多くの美術館や教会を訪れました。
世界的に有名な絵画(ボッティチェッリの「春」「ヴィーナス誕生」アンジェリコの「受胎告知」)を鑑賞したり、古くからある教会にいったりしました。ある教会では高い天井に細やかな絵が一面に描かれ、置かれているキャンドルや十字架などどれをとっても静かで際立った存在感があり、見る者を圧倒していました。
天井画

ドゥオモ(大聖堂)の祭壇

個人的には「フラ・アンジェリコ」の絵画にとても感銘を受けました!!
キリスト画が多いのですが、柔らかく暖かみのある色をつかって描かれた絵画は400年以上も昔に描かれたものらしいのですが、とても美しく、じっくり眺めていると心が洗われるような想いになりました。
アンジェリコさんは人間としても聖者のように清純で、素朴、人間味にあふれている修道僧だったと言われています。絵筆を取る前に必ず長いお祈りを捧げ、キリストの磔刑図を描く時には涙が頬を濡らさない事はなかったと言われています。
長い時を超えても多くの人の胸に響く絵を実際に間近で鑑賞することが出来て、とても感動しました。
私は今、ISBIT GUARDIANのお洋服を作っていますが、社長から「作り手から作り出されるものは、その作り手そっくりになる」と教えられたことがあります。
アンジェリコの絵画を見て、社長の言葉を再実感しました。
企画をする際は常にお客様の目線に立ち、本当に喜ばれるアイテムなのか、長く愛されるアイテムになれるのかなど真剣に考えて制作しています。1点1点に愛情を込め、その想いを「鈴」にのせてお客様に幸せが届くように願っています。修正・見直しを何度もかけながら完成に至るまでのプロセスを大切にして、純粋な気持ちで真剣に取り組んでいけば、きっと想いが届くだろうと信じています。
アンジェリコさんに限らず、壮大な天井画を描いた人も、石を積み重ね歳月をかけて建造物を作り上げた人も、文化遺産ともなるようなフィレンツェの街を守っている人達からも同じような想いを感じました。
他にも街にはステキなデザインで溢れていました。
お菓子や飲み物のラベルや、石けんや香水のラベル、文字の字体や配色バランスなど参考になるデザインがたくさんありました。
石けんが飾られたショーウィンドウ・・


紙の老舗「IL PAPIRO」


教会のなかへ・・

ドゥオモ(“神の住む家”という意味)と呼ばれる大聖堂の内部に430段の階段があり、やっとの思いでのぼりきると、頂上からフィレンツェの町並みを一望する事が出来ます。
古代の面影を偲ばせる土地はそこに立つだけで、ふしぎな時間の重みを感じました。
建築物や石畳の道など、人の手によって積み上げられた物ですが、いにしえの時を超えて現代に受け継がれたものは、どこか万象を超えたエネルギーに満ちていました。
フィレンツェには何百年の時を超え、愛され、守られてきたものが沢山あります。
作り手が愛情を注ぎ完成されたものは、国境を超え、多くの人の心に響いていました。
この研修ではモノ作りにおいての姿勢や想い、その真髄に触れる事が出来たのだと思います。フィレンツェ研修で学んだもの、見てきた事を秋物の企画に生かし、これからも多くのお客様に「愛される、求められるモノ作り」をしていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか
ISBITは、このようにして
実際に伝統ある都市や、人が魅き付けられるもの、こと、ひとに触れ、
吸収し、そこから愛情を注ぎこみ、
お客様に愛されるもの作り、接客に活かしています。
ISBITのアイテムが、
みなさんに長く愛されますように
ISBIT全スタッフの願いを込めて

ISBIT online shopマネージャーの瀧澤です

今回の“復刻ブログ”は、
2008年3月
ISBIT企画チームのイタリア・フィレンツェ海外研修レポート
をご紹介させて頂きます

こちらのレポートをブログでご紹介後、
とても反響がありました


今回のレポートは、
取締役営業部長ISBIT Guardian / IRIS Club企画の
加藤部長です

当時、まだIRIS Clubは誕生しておらず、
この研修からインスピレーションを受けて
誕生したISBIT Guardianのアイテムも沢山ありました

皆様、こんにちは!
ISBIT GUARDIAN企画の加藤 友里恵です。
3月3日から8日まで、GUARDIAN、SIERA LEONE、Wendineの3ブランドチーム、総勢13名でイタリア・フィレンツェに研修に行って参りました!
GUARDIANチームは実は12月にも長崎・ハウステンボスに研修に行かせて頂き、《2008 SUMMER COLLECTION》では「オルゴール」をテーマ題材としてデザインをしていましたが、実はハウステンボスに行った時に訪れた「オルゴール博物館」からインスピレーションを得て作っていたのです。下はハウステンボスの時の写真です。
滞在したホテルの中庭・・

夜の町並み・・

今回は、「花の都」と呼ばれているフィレンツェへ4泊6日で行ってきました。
フィレンツェはイタリアのトスカーナ州フィレンツェ県に属する人口約45万人の都市です。
古代ローマ時代、花の女神“フローラ”の街としてフロレンティア(Florentia)と名付けた事が語源とされています。500年以上も昔の風景をそのまま残しているような街並には、至る所に歴史的建造物や教会があり、街角のふとした風景からも芸術の香りが漂ってきます。


研修期間中は多くの美術館や教会を訪れました。
世界的に有名な絵画(ボッティチェッリの「春」「ヴィーナス誕生」アンジェリコの「受胎告知」)を鑑賞したり、古くからある教会にいったりしました。ある教会では高い天井に細やかな絵が一面に描かれ、置かれているキャンドルや十字架などどれをとっても静かで際立った存在感があり、見る者を圧倒していました。
天井画

ドゥオモ(大聖堂)の祭壇

個人的には「フラ・アンジェリコ」の絵画にとても感銘を受けました!!
キリスト画が多いのですが、柔らかく暖かみのある色をつかって描かれた絵画は400年以上も昔に描かれたものらしいのですが、とても美しく、じっくり眺めていると心が洗われるような想いになりました。
アンジェリコさんは人間としても聖者のように清純で、素朴、人間味にあふれている修道僧だったと言われています。絵筆を取る前に必ず長いお祈りを捧げ、キリストの磔刑図を描く時には涙が頬を濡らさない事はなかったと言われています。
長い時を超えても多くの人の胸に響く絵を実際に間近で鑑賞することが出来て、とても感動しました。
私は今、ISBIT GUARDIANのお洋服を作っていますが、社長から「作り手から作り出されるものは、その作り手そっくりになる」と教えられたことがあります。
アンジェリコの絵画を見て、社長の言葉を再実感しました。
企画をする際は常にお客様の目線に立ち、本当に喜ばれるアイテムなのか、長く愛されるアイテムになれるのかなど真剣に考えて制作しています。1点1点に愛情を込め、その想いを「鈴」にのせてお客様に幸せが届くように願っています。修正・見直しを何度もかけながら完成に至るまでのプロセスを大切にして、純粋な気持ちで真剣に取り組んでいけば、きっと想いが届くだろうと信じています。
アンジェリコさんに限らず、壮大な天井画を描いた人も、石を積み重ね歳月をかけて建造物を作り上げた人も、文化遺産ともなるようなフィレンツェの街を守っている人達からも同じような想いを感じました。
他にも街にはステキなデザインで溢れていました。
お菓子や飲み物のラベルや、石けんや香水のラベル、文字の字体や配色バランスなど参考になるデザインがたくさんありました。
石けんが飾られたショーウィンドウ・・


紙の老舗「IL PAPIRO」


教会のなかへ・・

ドゥオモ(“神の住む家”という意味)と呼ばれる大聖堂の内部に430段の階段があり、やっとの思いでのぼりきると、頂上からフィレンツェの町並みを一望する事が出来ます。
古代の面影を偲ばせる土地はそこに立つだけで、ふしぎな時間の重みを感じました。
建築物や石畳の道など、人の手によって積み上げられた物ですが、いにしえの時を超えて現代に受け継がれたものは、どこか万象を超えたエネルギーに満ちていました。
フィレンツェには何百年の時を超え、愛され、守られてきたものが沢山あります。
作り手が愛情を注ぎ完成されたものは、国境を超え、多くの人の心に響いていました。
この研修ではモノ作りにおいての姿勢や想い、その真髄に触れる事が出来たのだと思います。フィレンツェ研修で学んだもの、見てきた事を秋物の企画に生かし、これからも多くのお客様に「愛される、求められるモノ作り」をしていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか

ISBITは、このようにして
実際に伝統ある都市や、人が魅き付けられるもの、こと、ひとに触れ、
吸収し、そこから愛情を注ぎこみ、
お客様に愛されるもの作り、接客に活かしています。
ISBITのアイテムが、
みなさんに長く愛されますように
ISBIT全スタッフの願いを込めて
