Aくんとの勝負② | 高橋いさをの徒然草

Aくんとの勝負②

わたしが講師を務める演劇の専門学校の学生に物凄く映画に詳しいAくんという学生がいて、授業が始まる前にお互いに映画クイズを出し合い勝負をするということを以前、このブログに書いた。その時点で勝敗はAくんは3勝、わたしは2勝1敗だった。最近行った第四戦・第五戦の結果を報告する。

●第4問
[わたし]刑事アクション映画「ダーティハリー」は、実際に起こった事件を元に作られている。その事件は何か?
※答え/ゾディアック事件(❌)
[Aくん]「ダーティハリー」は都合五作製作されたが、主演のクリント・イーストウッド自身が監督したのは第何作か?
※答え/「ダーティハリー4」(◯)

●第5問
[わたし]「ターミネーター」でブレイクするジェームズ・キャメロンの監督デビュー作のタイトルは何か?
※答え/「殺人魚フライングキラー」(◯)
[Aくん]「エイリアン」はシリーズ化されて合計四作あるが、キャメロンが監督したのは何作目か?
※答え/「エイリアン2」(◯)

わたしの勝ちである!   これで勝率はAくんが4勝1敗、わたしが4勝1敗で勝率は並んだわけだ。かく言うわたしも「ダーティハリー」を初めて見た時に、ハリーと戦う犯人の名前「スコルピオ(蠍座の男)」が「ゾディアック(十二宮図)」を元にしたものであるなどということはまるで知らなかった。しかし、後に「ダーティハリー」が未解決に終わったゾディアック事件の最中に公開された映画であったことを知る。

ジェームズ・キャメロン監督のデビュー作「殺人魚フライングキラー」(1981年)は、名画座で見た記憶がある。歯の鋭い飛び魚がビュンビュン翔んできて人間を襲う映画だったと思う。本作の不評で失意のどん底にあったキャメロン監督が、ある夜、炎の中から現れた金属製のロボットに追い回される悪夢を見たことが「ターミネーター」を生むきっかけになったと「Wikipedia」にある。転んでも只では起きないとはこのことか。さて、わたしとAくんの第六戦の行方は?

※勝利を喜ぶわたし。