憑依されているのか 自ら取り込んでしまっているのか

最近、いらっしゃるお客様のセッションは

けっこううまくできていて、

皆様 順調によくなって行っているのに、

 

自分自身は ただの花粉症か猫アレルギーだと思っていたら、

ひっさびさに鼻喉風邪をひいていて なかなか治らなかったり、

脚も足も傷めたりで 何だかあまり思わしくない。

 

 

それで 仲間達からは、だいじょうぶ?

クライエントの不調や憑き物を あなたが代わりに

貰ってしまっているんじゃないの? などと

心配されていたが。

 

 

本人としては、

セパレーションは しっかりやっているし、そもそも

相手の不調を 代わりに引き受けてしまうような

技法ではないし、

自分でチェックする限り、それ程

”貰ってしまっている”という感じも しないのだけどな。

と、あまりピンと来ていない。

 

(むしろ、慣れない頃は、自分のエネルギーを

弱っている相手に吸い取られてしまう、

で、疲れ切ってしまう、という事なら しばしばあった。

それも 最近は うまくガードできるようになって来た。)

 

 

なので、この不調は 自分自身の問題であり、

外からの影響ではない、

自分が抱えている問題に対処しよう、と思った。

 

 

 

それでも 念のため、他人に視てもらうと…

 

 

 

痛みと炎症の原因は・・・怒りの感情ですね

 

わたし、今 何かに怒っているでしょうか。

自分で訊くと、怒りはない と出るのだけれど。

 

あなた自身は 怒りは抱えていないし、

誰かから怒りを買ってもいませんね。

ああ、これ 他人から貰っちゃってます。

 

貰っていましたか(ちょっとショック)。

相手は誰ですか。

 

若い こんな感じの女性、と出ていますよ。

 

 

 

心当たりはあった。

 

だいぶ前にいらした、

世間に対しても、周りの友達に対しても、

たくさん たくさん 怒りを抱えていて、

ずーっと 

とめどなく不満を ぶちまけ続けていたお客様。

 

 

それでも さいごには、だいぶ気持ちが軽くなった、

納得した と言って、帰って行ったのだが。

こちらとしては正直、やり残した感じは残った。


 

 

通常 終わったセッションのことは、

どんなに上手く行こうが イマイチだろうが、

とっとと忘れて次へ進むものだが、

これだけは  あんまりうまく行かなかった

という思いがあって、いつまでも頭に浮かんだ。

 

(もっと他に 何かしてやれる事はなかったか。

どうしたら 彼女はすくわれるのだろうか。)

 

そういう事は、後から私がいくら考えても

無駄なことだし、相手を信頼して 手放す

しかないのだが、

 

あのセッションからは もうずいぶん経つというのに

ふとした折に、度々 そんな後悔や思いに 

とらわれていた。


 

 

 

サイキックアタックを受けているとか

憑依されているというよりも、これ

こっちから同調してしまっているような・・・。

 

そうですね。相手に仕掛けられているのではなく、

あなたがそのセッションにアンカーしているから

同調してしまって、相手の症状を貰ってしまうのでしょう。

切り離すしかないでしょうね。

 

彼女の思念を、というよりも、

後悔やら 相手を助けたい思い …

つまり 自分の残存思念の方を。

 

そういうことになります。

 

私は クライエントさんのエネルギーを

セパレーションすることは出来ていても、

セッション中に自分が思ったことの方は、

セパレーション出来ていなかったのですね。

 

まあ どうしても そういう事はありますけど、

気付いたら ”今”に戻りましょう。

 

 

 

というわけで、相手から外した憑き物や症状を

貰ってしまうのではなく、

外せなかったという思いで 自分から相手の症状に

同調してしまっていた件 でした・・;

 

…にしても、風邪は風邪なので、ちゃんと養生しましょうね。 

 

はい  そうしますふとん1ふとん2ふとん3

 

 

 

 

★過去記事(2022/11頃)から  

(こちらは ほんとに憑依されていたケース。)

潜在意識に聞いた 憑依への意外な対処法♪

 

セッション事例報告  憑依への意外な対処法

 

そもそも、自分は 霊能者でもエクソシストでもないので、

お祓い・除霊の依頼は 原則受け付けていないのだけれど。

 

 

たまに 頭痛や肩凝りなどで相談にお見えになった方の

ヒーリングをしていると、

 

痛い痛いと言っているのに、いくら調べても

肉体的にはこれといって問題も起きていないし、

 

じゃあメンタルの方に何か原因があるのかな?

会社や家庭で何かトラブルは起きていないか?

それとも環境やエネルギー干渉などの問題?

それとも・・・と、調べて行って、

 

それでも、結局 どこにも これといって

強烈な痛みを引き起こす原因など 

見つからない、という場合がある。

 

そんな時、さいごには 

いわゆるスピリチュアル系の分野を疑ってみるが。

 

 

ほんとうのところを言うと、

あんまり何でも、すぐさま 過去生だの 天体の影響だの

パラレルワールドや次元移行の影響(最近多いけれど)

だののせいにするのは、ちょっとなぁ…と思うし、

 

ましてや  何でもすぐに 心霊現象のせいにしたり、

霊の仕業です!とか、宇宙人が~は、出来れば避けたい。

地に足をつけて 問題に対処して行こうよって思う。

 

 

けれども、たまに どうやら本当に

誰かからの強烈なサイキックアタックを受けていたり、

何者かに憑依されているケース、

何者かの念に 乗っ取られてしまっているケース、

 

そして それによって、本当は傷んでいないはずの身体に

痛みを生じている、などというケースに出くわす。

 

 

 

親からのコントロールと 束縛の念

 

 

あるセッションの時のこと、いつもの手順通り、

フィジカルリフレクションで 潜在意識の情報を

取っていく前に、まずは正しく反応を出すための

基本調整を行っていきましょう・・・と 思ったら。

 

その基本的なエネルギー調整すら受け付けない。

何をどうしても、ニュートラルな状態に

もっていけないことがあった。

 

 

全部が整わなくても、条件のいくつかが揃えば

セッションは出来なくもないのだが、

13項目のうちの殆どが、まったく合わない。

 

こんなケースは滅多にないのだが、その上、

名前を聞いても、本人の名だと知らんぷりで反応せず、

別人の名前で呼ぶと、私です!ってな強い反応を示す。

色々手を尽くし 調整しても、

なかなか本人のエネルギーに戻せなかった。

今回は なかなかの難題である。

 

 

 

それでも どうにかやっと

本人の潜在意識の声を聴ける状態に整えて、

PhRHヒーリングを開始すると。

 

 

やはり、他人の思念に乗っ取られていて、

主訴の”身体のあちこちの不具合や痛み”は 

それが原因で起きている、と出た。

 

その相手とは 親であり、

こいつを手放すものか!という強い思いであった。

 

 

本人に確認すると、親の束縛と干渉が ずっと怖かったが、

最近 表向きは 以前よりも拘束されなくなって来ていた。

だが、その頃から 身体に謎の圧迫痛が出始めた

のである。

 

さあこの強い親の念をどうやって外したものか。

 

 

このサイキックアタックは なかなか

外せなくて、はじめの内は かなり苦戦した。

 

そこで、本人の内側にアドバイスを求めたところ、

対処の仕方がまちがっている。と出た。

 

 

通常の思念霊障ケースなら、外せばよいが、

この親の束縛は、愛である。

それを恐れて、逃れよう 避けようとするから、

うまく行かないのであって、

逆に どうぞどうぞ~ と受け入れてしまえばよい。

 

という返事が返って来た。

 

つまり、外そうとするな、というのである。

 

 

しかし、表面の本人は、それを愛とは思えないし、

到底受け入れがたい。

外さずに受け入れる というのは納得いかない と言う。

 

そりゃそうだよね・・・。

(私も 似たような事を経験しており、

自分の時も かなり抵抗が強かった。

納得いかないのは すごくわかる。)

 

 

しかし、このままでは埒があかないので、

やはり対処法を変えて、

 

まず 親の憑依やアタックに対する 強い恐れの感情を抜き、

憑依されてもべつにちっともコワくない、へっちゃらです

という状態にすることにした。

 

これで、(表側の本人はまだ渋々といった感じだけれど)

とにかく、内側では 親の愛を受け入れ可能になった。

 

 

それから、相談者本人が 無自覚で内側に抱えていた、

今まで親からの愛を拒絶していたことへの罪悪感を抜き、

 

本人から自分自身への許しを与えられるように

(じつは今回、これがいちばん難しい作業だった)、

ヒーリングと意識の書き換えを行った。

 

取り憑いていた親の思念の方は 

何もせず、そのまま放置しておくことに。

 

 

それから、もう一度基本調整をし直して 全体を整え、

心と身体に出ていた痛みを抜いて、

そこで この問題については終わってよいと出たので、

セッションを終えた。

 

 

 

ところで、本当に 

親の思念の方は何もせずに放っておいていいのだろうか?

 

束縛しようとしてくる相手を受け入れてしまうと、

ずっと憑依されたままになってしまうのでは?

親の束縛はずっと続いてしまうのではないか?と、

心配してしまいがちだが、

 

実はそうでもない。

 

相手に拒絶されていると余計に束縛したくなるものだが、

受け入れられていると分かると

しばりはそれ程きつくなくなるのである。

 

 

 

今回は、憑依して来る他人のエネルギーを抜いて外す という

通常のサイキックアタックへのアプローチの仕方ではなく、

 

憑依されている本人の方の 

傷つき閉ざしてしまっていた心を癒して開き、

(たとえそれが迷惑な形の愛情であったとしても)

親の愛を受け入れる、という

イレギュラーな対処を行った。

 

エネルギーレベルでそれを行っておけば、

現実の方での関係も 何かしら前とは変わってくるだろう。

 

 

 

後日、確かめてみると、乗っ取られていた思念と

身体各部の反応は、ちゃんと本人自身のものに戻っていた。

 

親との関係性は 何か変わったか問うと、

とくにかわったことはない というか、

それについてはもう あまり気にならなくなった と言う。

 

それよりも、

身体の別の箇所の古傷が痛み出したので、

今度は そっちをみて欲しい、とのこと。

 

 

以前は ずっと親の束縛のことで気が重かったり

頭からそのことが離れなくてずっと憂うつだったから、

“気にならなくなった”のは 良い傾向だと思う。

 

 

その調子で、ゆっくり自分を癒して行ってくださいねセキセイインコ青チューリップピンク

 

 

 

・・・というわけで、

憑依されていて 霊障っぽい痛みに困っていたけれど、

除霊系はせずに、本人の方の意識だけを癒すことにした

ちょっとめずらしいセッション事例でした。

 

 

 

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