ようこそ サラマンダーの庭へ
まずは、今朝のおめざから♪
暖冬っぽいとはいえ、昨日より10℃も下がれば
やっぱりさむい
あったかいおやつなど食べたくなって、
久しぶりに 粉を捏ね捏ね おやきを焼き、
アツアツの内に戴きました
中身は なす味噌炒めと、野沢菜漬けです。
野沢菜は、近所の八百屋さんで、ちょうど
届いた樽を開けていたところに出くわし、
ン十年振りに買ったもの。
大樽いっぱいの野沢菜が
あっという間に売り切れていました。
お次は
長野から親戚が来ていて、
ご近所への配りものは、超ロングセラーの郷土菓子、
信州銘菓「雷鳥」（信州の人にとっては
これが間違いない土産らしい）を、
身内用には、いつもの袋菓子を持ってきてくれました。
これ、ぱっと見は ルマンドやホワイトロリータなんかの
お好みパックぽいので
なんだ ブルボンの詰め合わせじゃん、
こんなの東京にだって売ってるよ
って思いがちですが、
ん？ よく見ると ルマンドじゃなくって
アミールパピロ…？
知らん！！
ってなります。
個人的には、雷鳥よりも、ルマンドよりも、
安曇野ミックスの パリッとした食感が好きです。
ロールピーナの さっくさくぶりがたまりません。
松本城の画像をみて ふっとおやきを作ったところへ、
信州からの来客で、今日もローカル色強めですね。
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それでも庭と名のり続ける
サラマンダーの庭★サラの”庭”の歴史
始めは 庭とはいえ 硬くやせた土地の薬草園で、
大葉や雪の下や オオバココバコ、茗荷、茨、苺など
薬味として食べたり 民間療法に使える野草を中心に、
次は 空中庭園（ベランダ園芸）で、ジャスミンや
三又楮や 蓼藍や 牡丹、月桂樹など 木もの花ものを中心に
その次は 居間中を多肉植物と エアプランツ（チランジア）で
埋め尽くされた室内庭園で、
窓辺の寅の尾の花のにおいになぐさめられながら、
妖しいピンク色に輝く 育成ランプに照らされつつ、
日夜 チランジアの巨大化と開花に励み（いちばん
クレージーな時期でした）、
ダニアレルギーに負けて 再びベランダ園芸に戻ってからは、
各種 青い薔薇や、ハオルチア類とクラッスラ類、
アロマティカスなどを中心に
数百鉢の 多肉の育成に精を出して 来ましたが。
今度のサロンは 広くて窓だらけ、
だけれども ベランダがない！
これは流石に もう園芸は無理か？と思い、
ほとんどの鉢を友人知人に貰っていただいて、
数鉢のミニ多肉植物だけを連れて来て、
玄関先に置きました。
今はそれだけ。もう庭とは言えないな…
自分が 植物なしではいられないからって
自己満足のために連れて来て、
こんな環境に置いていて、申し訳ない
お別れするのはさびしいけれど
やっぱりもっと環境のいい所へ
引き取ってもらった方がいいのか
などと 考えてしまうことも しばしば。
室内で、天井から吊ったり、壁に飾るなど
高いところに置くのが 今 流行っているから、
あなたもやったらいいんじゃない？ と
言ってくれる人もいますが、
壁材や湿気などを考えると なかなか踏み切れないでいます。
だけれども、
朝夕に 少し日が差すだけの玄関先で、
それでも 少しずつ育って行く ミニ鉢の多肉をみていると、
細々でいいから この子達だけでも お世話を
続けさせていただこう と思っています
大きな庭、ほんものの土壌ではなくても、
ほんの数鉢でも、ひと鉢、一輪でも、
植物と共にいられるしあわせ
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内側のにわ
あるとき、子供の私が
大事に育てようと思っていた木を、
こんな狭いベランダじゃなくて おばさんの所は
広い日当たりのいい土地がたくさんあるから
育ててあげるわって、
叔母が欲しがって、親が私から取り上げて
あげてしまったの。
私はとても悲しくて、突然 強引に奪い取られて
理不尽だと思って
抗議しても、聞き入れるどころか
何言っているの、親切で言ってくれているのよ。
おばちゃんが育ててくれるって。
って、全然取り合ってもらえず。
こんな小さなベランダで 鉢に入れて育てられるよりも
木にとっては そりゃあ 畑のある肥沃な土地の方が
いいだろうとは思う。
けれど、それは私がずっとほしくて
やっと手に入れた木なんだよ
私には その木が必要なんだよ
しかたなく その日からは、ずっと
心の中だか頭の中だか
想像の中の 非物理的空間に、
わたしは私の木を植えて、
水をやり、時々様子をみにいく
ことをした。
ここなら 誰にも邪魔されず
誰かに持って行かれてしまうこともない。
だって実体のない想像の中だものね。
そして 自分の想像の世界なんだから
いくらでも自由に設定できるのだろうけれど、
自分は そんなに空想力ゆたかでも
設定をおぼえていられる程 記憶力よくも なかったので、
凝った庭ではなく、
樹々や草が生い茂るす てきな自然の森や 草原でもなく、
ただの白い空間に
降り注ぐ光の中で りんと
まっすぐ立つ木 いっぽんだけを
思い浮かべた。
時々は 目を閉じて その木を思い浮かべて…
ただそれだけ。たまに思い出しては続けた。
いつしか 忘れて 思い出しもしなくなった頃、
おばの引っ越しで、木がもどってきた。
10年振りにしては、たいして育っていないな
でも 帰ってきた！返してくれた！
あの木が再び私の手に戻ってきたのだと思ったら、じつは
庭に地植えしたら、大木になり過ぎて運べなくなったので、
脇芽を鉢に入れて持って来たのだそうな…
その後、その脇芽は わりと大きく育ち、
本体は枯れてしまったが、
小さな脇芽だけは なんとか無事だったので
その脇芽を育て…と、3 代に渡って
ベランダガーデンに10年以上いてくれた（今はいない）。