先日、ヒーリング会で私のキネシセッションを受けて

感想を送ってくださった

Rさんのセッションの事例報告です♪

 

よろしかったら 前記事と合わせてお読みくださいね。

 

 

 

Rさんのセッション

 

主訴:とくになし。今回はおまかせセッションで。

 

 

まず基本調整をします。

 

私のキネシでは

腕を動かすのが困難な方や 身体にふれられるのが苦手な方には

別の方法のご用意もありますが、

通常は 腕や肩の力を抜いた状態で左右の手を合わせて頂いて、

質問に対する身体の反応を見る方法を用います。

 

Rさんはこれまでも何回かセッションを受けて下さったり

練習会でお会いしたりしているので、

キネシにも慣れていらっしゃる方なのですが、

 

この日は、手の力を抜いていてくださいね~と言っても

何度試しても どうしても腕の力みが抜けず、

手を合わせる10cm手前位から

何か意識的に合わせにいってしまう感じでした。

 

本人の自覚では自分でやっているつもりはなく、

無意識に勝手に力が入ってしまうとのこと。

 

とにかく これだと潜在意識の情報は取れず

顕在意識の情報になってしまい、

正確なキネシの反応を取れません。

 

それで 腕の反応を見る方法をやめて、

別のやり方 遠隔セッションで使う方法で行うことにしました。

 

 

 

それにしてもなぜ腕が強張ってしまうのでしょうか?

 

―――――キネシを拒否している。

 

ではなぜキネシを拒否しているのでしょうか?

どうやらこの辺について

今日は見ていく事になりそうです。

 

 

 

なぜキネシを拒否しているのか

 

力を抜いてくださいと言っても腕が強張ることについて

キネシで訊いて行くと、トラウマが関係していると出ます。

 

いつの何のトラウマか訊ねると、こんどは

3歳の頃のインナーチャイルドが出てきました。

 

そこで本人に 3歳の頃の出来事で何か心当たりはありませんか

ときくと、本人にはとくに思い当たる出来事もないとの答えでした。

 

でもキネシで確認すると、

――――本人に聞けばわかる、覚えているはず

と出ます。

 

 

 

実は トラウマとなっている幼少期の出来事は、必ずしも

本人がすぐにピンと来る分かりやすい事件や

すぐに思い浮かぶような嫌な思い出とは限りません。

 

この辺がややむずかしいのですが、本人が考えつく

心の傷となって残っていそうな大きなもの、ショックなものとは

限らないのです。

 

時に、何でそんなことが?って程度のささいなこと、あるいは

むしろ喜ばしい出来事として記憶していることの場合もあります。

 

なので何でもいいから3歳の頃で

思い浮かぶものを挙げてもらいました。

 

すると、特にいやなことだと意識していなかった

地域のコミュニティの子供たちと過ごした当たり前の日々が

出てきました。

みんなで遊び、時に他人のお母さんにも叱られたりしながら

一緒に過ごしていた・・・・

 

 

 

キネシで確かめると、これがトラウマの鍵となっている

と判明しました。

 

しかし このどこの誰にでもありそうな幼少期の想い出の

どこがトラウマになるのでしょうか。

 

 

色々訊いていくと、

“目立ちたくない”という思いにヒットします。

 

目立ちたくない・・・コミュニティのほかの子たちと

一緒にとくに問題なく過ごしているようでも、

何か目立つ行動をしてしまうとダメなのかなと

誰に言われたわけでもなくても 自分を抑えて

周りに合わせてしまう≒本当に自由に自分を出せていない

 

そんなところが出てきました。

 

 

え、たったそれだけのこと?という気もするし、

小さな子供の頃から、協調性の中には

同調圧力のようなものもある、ということ

 

その中では目立たない方がいい、ということを感じ取って

本当の自分を出せず、窮屈な思いをしていたこと

 

それが、何という事件があったわけでもなくても

日常的に思いの他のストレスになっていたようです。

 

 

そして、このつらさを見てやっていない、

今までずっと気付かれもせず放っておかれたこのトラウマを

受け止めて、本人がきちんと向合ってやる必要があること

 

その辺りにじっくり取り組む日となりました。

 

 

 

まず ”このつらさを見て!!”と言っている

インナーチャイルドを一旦分離して表に出し、

そのトラウマを癒してから今の本人に戻すことにしました。

 

目立ちたくない(だけどほんとうは

こんな風に自分を消しているのは嫌)インナーチャイルドは

ちぢこまり、エネルギーも足りていません。

 

そこでエネルギーの流れを確認すると、

上からたっぷり降り注がれているエネルギーを

受けてはいるのだけれど 内側に取り込めずに

素通りしてしまっている様子が見受けられます。

 

どうしたものか。これではいくら光を浴びても

この子はエネルギー不足のままです・・・・

 

Rさんは 上(天)から下へのエネルギーはよく通っていますが、

下(地)からのエネルギーが足りていないので 足元がやや希薄。

本人に確認をとると、下から上へのエネルギーの流れは

今まで意識したことがなかったとおっしゃいます。

 

それで 下から上へ向かうエネルギーの流れを作って

これからは天と地と両方からのエネルギーを受け取っても

いいんじゃないかと提案しました。

 

本人の了承を得たので、新たに地からのエネルギーを吸い上げて

天からの気と混ぜて 全身に供給する流れを作りました。

 

これで双方向のバランスが取れて、インナーチャイルドにも

現在の本人にもエネルギーが徐々に満たされて来ました。

 

 

自己同一 自分とひとつになる(統合)

 

エネルギーに満ちたチャイルドに、現在の本人はもう

周りに合わせる生き方ではなく、自分のしたいことも

自由に表現していきます、もう自分を引っ込めて目立たないように

仲間の内に紛れて縮こまっていたりしないよ と語りかけ、

現在の本人と統合されてくれるか訊ねると、OKが出ました。

 

ふたりのエネルギーを統合しました。

 

 

そこでもう一度キネシの反応がどの位正確に出るか

テストをしてみると、腕の動きはまだ少し硬いですが

精度70%から75%に上がりました。

 

これはあまり急激に上げられるものではなく、

時間オーバーしてエネルギーを流しても

今日上げられるのはその位が限度のようです。

つまり もう少し時間をかけてトラウマを癒してやる必要がある、

じっくり向き合って癒してやってくださいね

ということ。

 

 

こんな風に、とくに相談したい内容もない

気軽なお任せセッションの時に限って、

本人も自覚していなかった 奥の方に隠されていた

(わりと重要な)問題が 不意を突いて現れて、

期せずしてかなりディープなセッションになることもあります。

 

でも、これは Rさんが(レイキやヒーリングをやってきて)

ようやくそれと向き合う準備が出来たから、

目を逸らさずに向き合えるようになった=今癒せるからこそ、

浮上してきたむかしの傷ともいえますね。

 

 

Rさん ありがとうございました。