先日 急遽 出張セッションに行ってきた。

 

 

最近のご相談について 個々の事例については

ちょっとナイーブな時期だったり

人物が特定されてしまうとやや面倒かもだったりで、

あんまり詳細に書けないものが多い。

 

またご本人は書いてOKですよ と言ってくださる例でも

此方の判断でやっぱりこれはやめておこうってこともある。

個人情報含むから扱いは慎重にしないとね。

 

でも 今回は先方にブログ掲載の許可を戴けたし、

こちらもこれは書いて大丈夫だなと思ったのでさっそくご報告。

 

 

 

まずお1人目 Hさんのセッション  

 

Hさんは先日のコンサートでお会いした縁でお申込み下さった。

ご自身もセッションルームをお持ちの方で、

今回はそちらのセッションルームでキネシをやることになった。

 

Hさんは先日お話を伺った感じでは、

周りには色々問題が起きているけれど本人はとってもパワフルで

様々な波乱を笑顔で乗り越えてしまう。そんな印象だった。

 

 

主訴:五十肩。動かすと痛むからといってあまり動かさないようにしていると、

治っても可動範囲が狭くなってしまうと聞くし、痛んでもマッサージして動かして

もらっている状態だが…

 

 

 

キネシヒーリングセッション開始 肉体レベルの調整

 

キネシを行う前の基本調整では、自律神経や任脈の状態、チャクラの活性など

大体の項目で調整不要かすぐに正常に整った。

 

それでは一体何が五十肩を起こしているのか についてキネシで訊いて行く。

まず肉体的な問題をやれと出る。

患部は右肩だが、調整が必要な部位は左体側の骨間膜。

左脛と腕の骨間膜が傷ついているのでヒーリングする。すぐOKになった。

 

なお、痛くても動かしていた方がいいのか、安静に養生していた方がいいのか

については、このケースは動かしていた方がいい、だった

(あくまでこれは今のHさんの場合は、であって

同じ五十肩でも ケースバイケースで今は動かさないで!と出る場合もある)。

 

 

心理的問題の要因

 

次に心理的なものが絡んでいるのでそれについてやれと出た。

それははいつ頃発生したものか問うと、最近と出る。

 

最近何か心理的な問題はあるか?心当たりはあるか?

 

思いつくものを相手に訪ねるが、こういう時、本人に問うと、

本人は五十肩に関連したことを思い浮かべようとするので

何も出てこない場合がある。なので

とくにそれが五十肩を悪化させることとは結び付かないようなことでも

何でもいいから挙げてもらう。

 

そこでHさんが語り出したのは、

“最近何かあったと言ったら今年3月から始めたあること、

ある団体の役員(幹部)になったこと、

その負担が大きくてそれにだいぶ時間や思考を持って行かれている。

そういうの向いていないし、荷が重い。疲れてしまって他のことが出来ない。

だけど、辞めてしまうのは悪いし、というか前任者達も

すぐに辞めてしまったので、自分までは辞められないから

責任をもって続けたいのだけど 色々と・・・・“ という件。

 

そのことかキネシで訊くと、ぴったりイエスの反応が出た。

五十肩を悪化させているのは その問題、

心身に負担になっているその問題を何とかしろということだった。

 

キネシでみた感じ、五十肩はもっと以前から発生していたが、

どうやらこの問題を抱えてから症状が悪化したようである。

 

 

組織活動のむずかしさ

 

何かしらの組織の幹部になればそれなりの責任や義務を感じたり

それなりに時間を割かねばならなかったりはあるだろう。

それがあまりに大きな負担で本人がやりたくないならば、

自分の健康を第一にして辞めたっていいと思うのだが、

 

本人はただ責任感のみで続けようとしているのではなく

組織のためにそれなりにやる気もあるようだし、キネシで訊いてみると、

向いていないと本人は言っているが、案外上に立って

組織を再建していくのも合っているのでは?という感じだ。

 

 

だが。

運営について話し合いをするにも役員同士でSNSを通して

複数人数でのやりとりをするので時間がかかる。

おまけにその団体は 日本国内だけでなく、海外に拠点があるので

そことのやり取りは時差の問題で深夜や早朝になるという。

 

組織のやり方には他にもいくつか改善点はありそうだが、相談者にとっては

どうやらその「時差のあるやり取り」が大きな負担になっているようだった。

 

 

対応 その1 ご本人がやること

 

なので相手国の時間にムリして合わせてやらなくてよい、

連絡を取り合う時間を、一度話合って先に決めておいてしまう、などして

そこに割く時間や労力の割り当てを減らせばいいのでは、と提案してみた。

 

(これ、このセッション内でヒーリングで解決する事でなく、

ちょっとした本人がやらなければならない課題なのだけれど。

 

ダラダラ際限なしに続く話し合いはただでさえうんざりだが

まして早朝の家族の送り迎えなどで忙しい時間や

深夜に渡っていつ終わるとも知れぬやり取りなどやってらんない。

 

双方のためにも、会議の時間を 何時から何時までの間に限りましょう、

という提案くらいなら 相手に気を遣っちゃう人にも出来そうでしょ?ニヤリ

 

 

対応その2 ”長所”の書き換え

 

また、この方の他者への思いやりや責任感があるのはいいことだけれど、

それも程々にして自分を尊重し、相手への気遣いや責任感を少し減らすように

思考パターンを書き換えることにした。

どうやら幹部を引き受けたこの事が この五十肩の問題の根源要素であった。

 

 

 

他に、環境とエネルギーの問題の影響が少し起きていたのでそれも調整し、

やれと出た箇所についての調整は終わったのだが。

 

ところで 痛みが出ている患部については本当に何も調整はいらないのか?

 

細かく調べて行くと、肩の血管が細い部分がいくつかあると出たので

それも血流を悪くしている要因のひとつとみてヒーリングした。

しかし、それは不調の主原因ではない、あくまで補足。

 

やはり 五十肩を悪化させ、

自分の本業の方の仕事のやる気を失わせるほど

心身共に疲れを引き起こしている大きな要因は、

先ほど出た団体幹部としてのやり取りのストレス。

 

ほぼすべてがそこから発生したもので、よけいなひねりや、さらに奥に

隠された何かや、入れ子構造などはない、ある意味わかりやすい構造だった。

この場合、その問題を解決すれば

今起きているそれらの不調はどれも緩和していくだろう。

 

で、いつ五十肩はなおるのか? 

試しに潜在意識に訊いてみたところ、応えは “分からない。”だった。

やっぱり”さっき出た課題の処理次第。”とのこと。

 

Hさんはさっそく、時差問題について

どう提案したら相手にそのことをわかりやすく伝えられるか

日米両方の時間を出して説明しようかなど、やり方を思案中であるひらめき電球

 

 

そんな感じでセッションは終了した。

 

Hさん ありがとうございました。

 

 

 

 

施術する側の学び/自分をしばっているのは

 

私事だが 自分は個人で習ったのでキネシ仲間というものがなく、

全国に拠点のある大きな癒し団体に所属する人達や、

スクールの仲間との交流がある人達をうらやましいなと思っていた。

 

が、セッションでいくつかこのようなケースの悩みをお聞きする内に、

幹部や役員ともなると、義務とか責任とかやりがいのほかにも

どんな団体であれ、深くかかわると見えてくる

組織内のいい所ばかりでもないそれなりの問題点が見えてきたり、

中にはえ˝?って人もいたりして、面倒だったり大変だったり…

他の会員には言えない人知れぬご苦労も色々あるのだなと思うようになった。

それでも共に学び 高めあう仲間がいるのはやっぱり素敵なこと。

いいなぁ~と思うけど。

 

 

また以前にも書いた通り、何かの団体に所属していると

心強い仲間のほか いろんなメリットやサポートや安心感もある一方で、

自分のセッションやティーチングでやれるメニューややり方にも

多少の制約はかかる、団体のやり方を外れたことをやろうとすると

仲間内に結構話は広まってしまって中には非難する人もいたりして、

なかなか自由にやりづらい、というご相談も実に多い。

(それでもほんとうに自分のやりたいことならば勇気をもってやれ、

という時期なのだろう。)

 

その点では、自分は全くしがらみもなく自由なので、

少々さびしいとか不安はあるものの、のびのびやれる立場といえる。

 

もうどんどんオリジナリティを出して自分の好きにやりなさい、

自由に変えちゃって構わないので もっと自分を表に出して

世界に一つの自分だけのキネシを広めなさい

と言われている。自由は自由だなと思っていた。ちょうちょ

 

 

でも先日、セッション以外の新たなことをやろうとした時、

やってもいいかどうか先生に許可取って来る、と言ったら

そんなことで一々許可もらう必要があるの?と

レイキの人達に笑われてしまった。

 

そして先生のところへ こういうことをやろうとしているんだけど

やってもいいか?と相談に行ったところ、やはり、

やってぜんぜん構わないと思いますけど。そもそもそれ

ぼくに一々許可取る必要あるんですかね?と言われてしまった。

 

外圧もなくせっかく自由の身なのに 自分にいらぬ制限をかけていたのは

他でもない自分だったって話。汗

 

 

(↑この後、その制限についてキネシで書き換えを行って外したで~)