【エッセーひろしま】第4弾!
今回は長年、事情のある青少年に食事を提供してきた中本忠子さんです。
中本忠子
元保護司
保護司としてある少年と出会ったことをきっかけに、居場所のない少年たちに自宅で手料理を振る舞う活動を40年以上続けてきた。子供食堂の元祖と呼ばれる。
「ばっちゃん」の愛称で親しまれている。
現在は料理提供の活動をNPO法人で引き継ぎ、協力者が増えている。
受賞・受章歴多数。講演会も多数取り行う。
主な著書
『ちゃんと食べとる?』(2017年)、『あんた、ご飯食うたん?』(2017年)
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この話はみんなとよく笑うんだけど。
母の日と私の誕生日には必ずエプロンが来たり、私は甘い物がだめだからポテトチップスが来たりしとったんよ。だけど3年くらい前からは杖になったんよ。
「なんで杖なんか送るんよ!」
って言ったら年考えてみんさいって言われるけん、ありがとうって言うけど、使わん杖が家にたくさんある。
(何か物をもらうより)関わった子が結婚したり、子供を産んだりしたりするのが一番嬉しいことよね。私は子供の名付け親になったりしとるよ。
(=食べて語ろう会理事長)
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