「オン」と「オフ」が曖昧であること | Isarimaのブログ―日々コツコツ

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香港在住のワーキングマザーの日常生活を書いています。

今日は、仕事の時の「オン」とそうでないときの「オフ」について書きたいと思います。


先日この本を読みました。

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか/ダニエル ピンク

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本の内容は、タイトルの通り、
今後はフリーで働く人がどんどん増えていくという事や、
その際起こり得るメリットやデメリットなどについて述べられています。

私は、会社勤めしかしたことがないので、
フリーで働くってこういう事なんだなぁ、ととても勉強になりました。


その中に、
「仕事と時間の曖昧な関係」という項目があります。

内容は、フリーで働く事は、企業で勤める人のように、
月曜日~金曜日の間だけ働いて、週末に休むといった事ではない。

臨機応変に時間を選んで働くため、週末に働くこともあり得る。
結果、仕事とプライベートの境界線がはっきりしなくなる、というものです。



私は、この部分を読んで、
昔に読んだ、江國香織さんのエッセーを思い出しました。


いくつもの週末 (集英社文庫)/江國 香織

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この本によると、
江國さんは、会社員のご主人と結婚してびっくりしたことが、
ご主人にとって、月曜日から金曜日が「オン」で、
土曜日と日曜日が「オフ」というようにはっきり分かれていた事だった
との事。

江國さん本人は、一日の中での「オン」と「オフ」を自分で決めているそうです。
ご実家も「物書き」のお仕事をしていたようなので、
おそらく同じような働き方をされていたのでしょう。



ちなみに私の家は典型的なサラリーマンの家です。
夫の家は自営業。
そのため、結婚後勤めていた時に驚いたのが、
「義母が平日昼間の勤務中に普通に携帯に電話してくる事」でした(笑)


子供が産まれるまでは、私も「オン」と「オフ」が分かれていました。
月曜日~金曜日までは全力で仕事をして、週末は家でゴロゴロしているような生活です。


でも、今はこの「オン」と「オフ」の境目がかなり曖昧になってきたと思います。
夫にとっては、家にいるときが「オフ」かもしれませんが、
私にとっては家は「家事」、「育児」をする場所。
週末だからといって、リラックスをすることも無くなったからです。


でも、曖昧なのも別にいいかな、と思っています。
今日は、お昼にバギーに乗ったベビが昼寝をしたので、
「今だ!!」とバギー連れでお茶を飲みにいってしまいました。
そんな、つかの間の「オフ」を楽しむ事もありかな、と思います。