三日月宗近 | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

三日月宗近

たった今、将平刀匠から電話が!

何やら思いつめたような声…

何かあったか?

不安がよぎったのですが…

かねてから注文していた、三日月宗近写しの焼き入れが終わり、窓開けをしたところ、本歌に迫る出来口で仕上がったとのこと。

あまりにもの完成度の高さに、将平刀匠自身が放心状態。

思いつめたような声の正体は、驚きを通り越した感嘆の声だったのです。

刃縁には三日月宗近ならではの、打除がしっかりと出ているそうで、僕も話を聞いて大興奮。

1日も早く手に取って鑑賞したい!

久し振りに自分自身で研いでみたくなりました。

と、書きつつ、只今、明日の演武に備えて愛刀将平を研磨中。

武用刀とは言え、愛刀だけに手は抜かない。

定規で書いたような真っ直ぐ立った横手を見ていると、気持ちが良い。
{A24AB017-B6D0-4866-B8A3-8474E6761292:01}

{91FFDA9A-465F-4107-A1FE-F4E6C639FF3E:01}

某番組収録時に、豪速球に持って行かれた刃絡みによる横手下の刃こぼれは、身幅が減るのを惜しんで敢えて残す。

刃こぼれは無いに越したことは無いのですが、昔の武家は見たくれの体裁よりも、実を求め、こう言った刃こぼれは残したまま研いだものです。

現在のように、刃こぼれがあると売りにくいという、売り手の我儘、買い手の我儘に合わせていると、刀は見る見る内に痩せ細るばかり。

現代研磨も考えものです。

それにしても、いの一番に将平刀匠が僕に電話をくださった事が嬉しい。










関西(大阪豊中・兵庫川西)で古流居合術を学ぶなら、『修心流居合術兵法 修心館』
http://www.shushinryu.com

居合刀・武用刀剣から価値ある美術刀剣まで、日本刀・刀剣・古武具に関することなら『美術刀剣 刀心』
http://nihontou.jp