愛しい女性が目の前で大勢の人に犯されているようにしか僕は受け取れない | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

愛しい女性が目の前で大勢の人に犯されているようにしか僕は受け取れない

オフィシャルブログという性質上、悪意あると判断されるコメントは自動的に削除されることは前々から記述している通りです。

どんなコメントがついたのか、僕が知る由もありません。


が、タイミングよく削除される前に目にとまった以下のコメント(誤字等もそのまま掲載)
良い機会なので掲載し、僕の心の内を書き綴ってみます。




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なにを居丈高になっているのか知らないが

はっきり言って”甘えるな”としか言いようがない
 人が来て困ってる?そりゃ英語のページまで作って住所を公開しているのだからそうなるだろう
”ご本人もお人柄が良く、刀剣についての質問に真摯に答えてしまう気質”
これに至っては完全に本人の問題だ
張り紙の一枚でもして無視して仕事してればいいだけの話だ

挙句、人の事なのだからこれはもう呆れるしかない
その人柄のいい人物が不特定多数の人間に向け、攻撃的な文章で刀剣関係者の醜聞を晒してくれとでも頼んだのだろうか?

なんなら本人にその感じで罵詈雑言をぶつければどうだ
 明日にでも解決するだろう
悪質なら警察にでも相談たらいい

 しかし、あまりに穴のある屁理屈ぶりと挑発剥き出しの文章。これはもう注目を浴びたいが故だろう
侍だ居合いだのと安易な切り売りでブログをしている人間だ
ヒット数を稼ぎたい、
ネットで取り上げられたいという考えが無意識にあるんだろう。


 自称侍の居合術家がブログで寒気のする様な放言三昧、、、嫌な時代だ。

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嫌な時代ねぇ。確かにそうですね。
どこのだれだか身分も明かさず、好き放題人のあげあしをとることを喜んでで、つまらないコメントをつけてくる人がいるのだもの。

人がいい藤安将平刀匠だから、訪ねて来られたら拒むこともできないのですよ。
僕は将平刀匠と将大刀匠を応援していこうと決めた日から、両刀匠を守るべく、矢面に立つ覚悟を決めました。

僕の言葉を嘆きの叫びととらえるか、攻撃的ととらえるかは受け取る人の心根次第。

攻撃的としか受け取れないのなら、その人の過剰な被害妄想気質を疑いますし、アンチ町井気質なのでしょう。


張り紙の一枚でもして無視して仕事??


逆の立場で考えてみる心の余裕はありませんか?


僕を含め、刀職にある人たちは、今のにわかなブームを喜び、むしろ若い世代の愛刀家が誕生することを期待しています。
雲霞食べて生きる事ができて、金銭的に潤い過ぎているなら、連日どれだけの人が訪ねてこようが、折角刀に興味を持ってくれたのだからと、お相手したい気持ちの方が大きいのですよ。

でもね、現実問題としてそれはできません。


僕はきっかけがどうであれ、刀に興味をもってくれた人は受け入れたい。
だからこそ辛辣な発言もすれば褒めるところは褒めます。


ヒット数を稼ぎたい?


ヒット数を稼ぎたいのなら毎日更新して媚売ってるんじゃないですかね?
そんなことは更新頻度や記事の内容見れば小学生でも幼稚園児でも解る話しです。


注目を浴びたい?


別に浴びたくないですけど??




なにを居丈高?


居丈高で結構。刀の世界はある程度居丈高であるべきだと思っています。


刀女子という存在は好きですが、抜き身の刀を前にペチャクチャ話すマナー無き人は、老若男女問わず僕は大嫌い。

更に言えば安易に刀を握らせ物を切らす人も大嫌いなんですよ。


この間もテレビでやってました。数千円で試斬が体験できるお店や道場があると。一部からは「なんて良心的な」と思われているのでしょうが、武士の魂とまで昇華された日本刀を、まともな修練も積んでいないド素人に握らせて畳表を切らせることが良心的だと言うのなら、僕は極悪でいいです。

僕は文化財である刀剣を守る側の人間でいたいから。


僕のことを守銭奴呼ばわりする人もいるけれど、金を稼いで何が悪い?
こっちは八人の子供に飯食わせないといけない立場。
しっかりと金は稼がせて頂かないといけません。
大きく胸を張って言えるのは、あくどい商売はしたことがない! それだけ。

門弟に自分から刀を押し売りしたことも一度もないし、来店するお客さんに無理強いして買わせたことも一度もない。

極悪に稼ぐなら、それこそこのブームに乗っかって、刀女子を集めて、刀で物切らせてキャーキャー喜ばせて、啓蒙と言う大義名分のもと、一人数千円の単価で数で稼ぎますよ。



とにかく僕は人一倍、いや、百倍千倍、刀が好きやねん。

だから己の指料(愛刀)を気安く人に使われたくないですし、使わせたくもない。
愛刀に限らず、手元にある刀はどれでもそう。


畳表や青竹なんてものは、力任せやスピードつければ、素人でも二つに切ることは簡単なこと。

しかし、そこでどれだけ刀に負担をかけているか、金属疲労を起こさせているのかを、金を払って体験させてもらっている人は考えていない。

僅か数千円で色んな人に使いまわしされて、キズものにされて、刀が喜ぶわけがない。


自分が愛しいと思う女性が目の前で大勢の人に輪姦されているようにしか僕は受け取れない。

とにかく、つまらんコメント書く暇があったら、他のことにそのエネルギー使ってください。


気に食わないなら関わってこなければいいだけのこと。
わざわざコメントつけなくてもよいことでしょうに。

どこの誰だか身分も明かさず、人の上げ足とることしかできないって、物凄く寂しく恥ずかしいことだと思いますよ。



物斬りから刀に興味を持たせるのも一つのやりかたなのかもしれないけれど、僕はそういうの体質的に受け入れられない。

やるからには本腰入れてちゃんと修練してからにして欲しい。

刀はテーマパークの体験型アトラクション小道具とは違うのだよ。


刀女子をはじめ、刀に興味を持ち始めた人に薦めたいこと。


刀を前にキャーキャー騒がないでください。
擬人化妄想する前に歴史の重みと大切に受け継いできた先人達の心を読み取ってください。
人様の大切な刀に触れるのです。素手は侍の時代から失礼とされています。真剣に触れる機会があるときには、腕時計や指輪、ネックレスなどの貴金属を全て外してください。
これは鞘の凹み防止、刀身への傷防止のための最低限のマナーです。
白手袋とマスク、そして袱紗(刀を鑑賞する際に使う清潔な布)をちゃんと用意し、うがい手水をして、身も心も清め、真摯に刀と向き合ってください。

畳表や竹などを裁断するのは正しい刀の使い方ではありません。

そう言う使い方は江戸時代以降の幻想です。

刀とは武器として使用する際には、血管や急所を切先で突いたり、サッと斬るのが本来の使い方。
精神的な心の拠り所として使用するのなら、ただ黙って静かに地刃を眺め、刀と語りあい、パワーを頂いてください。


どうか正しい知識を身につけ、この人なら安心して刀を見せることができるな。と思われる人間になりましょう。

擬人化してキャラクターで楽しむより、はるかな歴史浪漫に浸る方が絶対楽しいですから。


日本の刀剣は本当に奥深い。

物を切って楽しむのではなく、本当の刀の愉しみ方を覚えてください。


刀って、本当に綺麗で、心を和ませてくれますよ。


上述した手袋やマスク、貴金属を外すと言ったマナーについては、本当に大切なことですので心がけてくださいね。


最後に、素人が使う刀に、どれだけの負担がかかっているのか、過去記事でも紹介しましたが、再度その写真を掲載します。
一見、真っ二つに切れたから、刃筋も通っているのだろうと勘違いされがちですが、実は刀身にはこんなに負担がかかっているのです。
それでも刀で切ってみたいと言う人は、ごめんなさい。文化財保護の観点からも、刀の趣味を速やかにやめてください。


斬り損じ時にかかる刀への負荷 ※過去記事、クリックして是非読んでください。



















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