イサクの燔祭(はんさい) 旧約聖書より | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

イサクの燔祭(はんさい) 旧約聖書より

イサクの燔祭(はんさい)という話をご存知だろうか?


旧約聖書の『創世記』22章1節から19節にかけて記述されているアブラハムの逸話を指す概念であり、彼の前に立ちはだかった試練の物語である。

その試練とは、不妊の妻サラとの間に年老いてからもうけた愛すべき一人息子イサクを生贄に捧げるよう、彼が信じる神によって命じられるというものであった。

この試練を乗り越えたことにより、アブラハムは模範的な信仰者としてユダヤ教徒、キリスト教徒、並びにイスラム教徒によって今日でも讃えられている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%81%AE%E7%87%94%E7%A5%AD



経緯
それはアブラハムがゲラルの王アビメレクと契約を交わした後のことであった。奇跡の業によって生まれた息子、何にも増して愛している一人息子のイサクを生贄として捧げよと神が直々に命じたのである。その命令の直後にアブラハムがとった行動は、以下のように記されている。
次の朝早く、アブラハムは驢馬に鞍を置き、献げ物に用いる薪を割り、二人の若者と息子イサクを連れ、神の命じられた所に向かって行った。

— 『創世記』 22:3、新共同訳

神が命じたモリヤの山を上るさなか、父子の間では燔祭についての短い会話が交わされている。イサクは献げ物の子羊がないことに戸惑うのだが、アブラハムは多くを語らなかった。
「わたしの子よ、焼き尽くす献げ物の小羊はきっと神が備えてくださる。」

— 同 22:8

この時点でイサクはすでに、自分が燔祭の子羊として捧げられることを認識していたと思われる。しかし、彼は無抵抗のまま父に縛られ、祭壇の上に載せられるのであった。
この間の両者の心理状態については具体的には何も描写されていない。「わたしのお父さん」と呼びかけるイサクの言葉と「わたしの子よ」と応えるアブラハムの言葉からそれを推し量ることは可能なのだが、それがかえって物語の悲劇性を際立たせているといえよう。
結末[編集]
神の命令は「あなたの子孫はイサクによって伝えられる」という21章12節の約束と明らかに矛盾していた。にもかかわらず、アブラハムはほとんど盲目的に神の言葉に従ったのである。実際には、イサクの上に刃物を振り上げた瞬間、天から神の御使いが現れてその行為を止めた。アブラハムが周囲を見回したところ、茂みに角を絡ませた雄羊がいたので、彼はそれをイサクの代わりに神に捧げた。



昔、この話を初めて耳にした時、神様とはなんと身勝手な存在なのだと訝しく思わずにはいられませんでした。

自分への信仰心を試すために、愛しい子を生贄として差し出せとは、到底神様が言葉にすることではないと、心のどこかで神様を軽蔑すらしたものです。

しかし、家庭を持ち、子供をもった今となっては、旧約聖書が意味することに気付けた気がします。

これは僕の勝手な解釈かもしれませんが、

「父親が絶対的存在であるべき。」

だと受け取っています。


我が家もそうですが、大抵の家庭の奥さんって、旦那さんよりも子供さんの方を大切にしたり、かまってばかりいませんか?

家庭内での序列が、いつのまにか大黒柱である父親から、子供の方が上になっている。

子・母・父 と言う残念な序列。


子のために母が尽くし、子と母のために父が尽くす。
一見美談に見えますが、果たしてそうでしょうか?

真実はその逆であり、

父・母・子 であると考えます。

母親が父親に尽くす。それを見て学び、子が父母に尽くす。
父親に献身的な母親の姿勢を見て、子は人を尊ぶことを学び、目上の人に対する言葉遣いも身につき、父親が働いてくれているお陰で生活ができているのだと、感謝の気持ちも持つようになるのだと思います。


そんなことないわ。それはおかしいわ。


そう思われる専業主婦(女性)の方、もし、突然旦那さんが

「お前達のために働くことが馬鹿らしくなった。もう明日からは働かない。」

と言い出して、仕事を辞めたとしたら、今の生活を維持できますか??


旧約聖書は単に神話を綴ったものではなく、神の言葉になぞらえて、家庭円満の秘訣を説いているのではないでしょうか?

神の言葉を父親、アブラハムを母親に置き換えてみると、自然と家庭のあり方が見えてくるように感じます。

不思議なことに、「子より親の方が大切」と言うのは、儒教の教えの中にも存在します。

まさに家庭円満の秘訣は万国共通なのでしょう。


子煩悩過ぎると本来の子育てはできないばかりか、家庭が壊れてしまうよ。と言う昔の人の啓示ですね。












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