伯耆國倉吉住弓削新三郎正綱 | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

伯耆國倉吉住弓削新三郎正綱



正綱は現在の鳥取県、倉吉に住した刀工で、廣賀一門と伝えられており、三代迄続きました。本刀はその初代の作で、新刀中上作として知られています。

確認されている年紀入りの作品としては、古いもので元和元年(1615年)、他に寛永九年(1632年)があり、作品は非常に希少で、伯耆国倉吉住人播磨大掾藤原正綱と銘切られた太刀一口が、鳥取県保護文化財に指定されており、他に伯耆国倉吉住人播磨大掾藤原正綱、伯耆国倉吉住正綱、伯耆国倉吉住藤原正綱、伯耆国倉吉住弓削正綱作、伯耆国倉吉住弓削新三郎正綱、伯耆国菊島住弓削新三郎正綱、等と銘切ります。

本作は製作当時の姿を健全に残した出来頗る良い傑作で、緻密に練られた地鉄に地沸が付いて美しく、肥前上工に迫る出来で、匂口は、ふんわりとした優しい感じでありながら明るく冴え、細かな砂流が乱れの谷にかかり、足よく入り、葉交え、互ノ目丁子に尖りごころの刃が交じった、上品且つ覇気に満ちています。
特筆すべき疵欠点もなく、無疵無欠点と言える一刀だけに、中心尻が詰められていることが非常に惜しまれます。

兵庫県下の旧家から買い上げた、うぶ出し数口の内の一口で、上研磨を施し、白鞘、はばきも全て当店にて新調致しました。市場に出るのは本邦初で、目垢もついておりません。
上研磨諸工作済みの清々しい希少な正綱の傑作刀を、是非この機会にお求め下さい。


各種クレジットカード、信販会社による分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

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