刀装具に見る武士の意気込み
現在◆美術刀剣 刀心◆でご紹介中のこちらの鐔。

http://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/tuba/320/00.htm
皆さん、どのような意匠があるのかお解かりになりますか?
刀装具には験担ぎやその者の趣味趣向を凝らした、デザインの宝庫と言えます。
上にご紹介した鐔など、通常は単に「変わり形」と総称されてしまいますが、僕はこの鐔を一目見た時に、この鐔を装着した武士の意気込みと言いますか、心構えと言いますか、とにかく心に響くものを感じずにはいられませんでした。
例えば刀装具に多い図柄として、葡萄と栗鼠(りす)の図案があります。
ただ普通に見れば、葡萄を食べようと栗鼠が寄ってきているのかな?程度にしか見えないかもしれません。
しかし、この葡萄と栗鼠の図は、駄洒落のようですが、『武道に律する』を意味するのです。
とんぼの図柄も多いのですが、とんぼは「勝虫」と漢字で書くものですから、勝負事に勝てるようにとの意味が含まれています。
先の記事でも御紹介した柳生鐔などは、柳生厳包(としかね)=連也が、柳生の剣の極意を鐔に顕したものとも言われています。

社頭透鐔 無銘(柳生)
さて、本題に戻りますが、問題の鐔について、何を図案化したものかお気づきになられましたか?
答えは…
左拳
左手で鞘の鯉口を握り、常に臨戦態勢である心構えを図案化したものなのです。
並べてみるとこんな感じ。


この鐔が、金工師によって図案化されたものなのか、注文主である武士の依頼によって図案化されたものなのか、今となってはわかりませんが、とにかく渋い心意気ではありませんか。
平和ボケした江戸泰平の世にあって、武辺の者としての精神を忘れていない武士の意地を、見事に一枚の鐔に顕した名品。
こうした刀装具の一つ一つに秘められた、武家や金工師の想いを、また皆様に御紹介していきたいと思います。
関西(大阪豊中・兵庫川西)で古流居合術を学ぶなら、『修心流居合術兵法 修心館』
http://www.shushinryu.com
居合刀・武用刀剣から価値ある美術刀剣まで、日本刀・刀剣・古武具に関することなら『美術刀剣 刀心』
http://nihontou.jp

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皆さん、どのような意匠があるのかお解かりになりますか?
刀装具には験担ぎやその者の趣味趣向を凝らした、デザインの宝庫と言えます。
上にご紹介した鐔など、通常は単に「変わり形」と総称されてしまいますが、僕はこの鐔を一目見た時に、この鐔を装着した武士の意気込みと言いますか、心構えと言いますか、とにかく心に響くものを感じずにはいられませんでした。
例えば刀装具に多い図柄として、葡萄と栗鼠(りす)の図案があります。
ただ普通に見れば、葡萄を食べようと栗鼠が寄ってきているのかな?程度にしか見えないかもしれません。
しかし、この葡萄と栗鼠の図は、駄洒落のようですが、『武道に律する』を意味するのです。
とんぼの図柄も多いのですが、とんぼは「勝虫」と漢字で書くものですから、勝負事に勝てるようにとの意味が含まれています。
先の記事でも御紹介した柳生鐔などは、柳生厳包(としかね)=連也が、柳生の剣の極意を鐔に顕したものとも言われています。

社頭透鐔 無銘(柳生)
さて、本題に戻りますが、問題の鐔について、何を図案化したものかお気づきになられましたか?
答えは…
左拳
左手で鞘の鯉口を握り、常に臨戦態勢である心構えを図案化したものなのです。
並べてみるとこんな感じ。


この鐔が、金工師によって図案化されたものなのか、注文主である武士の依頼によって図案化されたものなのか、今となってはわかりませんが、とにかく渋い心意気ではありませんか。
平和ボケした江戸泰平の世にあって、武辺の者としての精神を忘れていない武士の意地を、見事に一枚の鐔に顕した名品。
こうした刀装具の一つ一つに秘められた、武家や金工師の想いを、また皆様に御紹介していきたいと思います。
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