御刀紹介


刀 406 無銘(宇多)- Mumei(Uda) -
二尺三寸一分 / 70.0 cm
宇多とは鎌倉時代末期に大和宇多郡より越中へ移住した国光を祖とし、国宗を筆頭に活躍した刀工群です。他に、国房、国次、等の刀工が活躍し同銘相継いで、室町時代に渡り栄えました。宇多派の中で、鎌倉時代末期~南北朝時代の作品を古宇多、室町時代の作品を宇多と称します。
出来口は本国大和物に類似したものや、山城物を思わせる地鉄のものなど作域は広く、地鉄は板目に杢目や柾目を交え大肌となったり、地がやや黒ずんで、喰違刃、ほつれ、金筋、砂流し、掃き掛け、等が良く働く物が多く見受けられます。
本作は室町中期から後期に掛けての宇多と極められた一振ですが、刃中働き盛んなる古雅な出来口は、一時代遡った古宇多に見紛う遜色ない出来で、緻密に練られ肌立った地鉄や、細かな働きで趣ある直刃は飽きを感じさせぬ見事さ。手の込んだ銀着牡丹図はばきや目釘穴を銀で埋めるなど、有力なる士の下に伝来してきたことが覗える逸品です。
尚、本刀は保存刀剣鑑定書が附属していましたが、前所有者紛失のため、現在は無冠の状態につき、ご入手し易い低価格にてご紹介する次第です。
詳細はこちら
関西(大阪豊中・兵庫川西)で古流居合術を学ぶなら、『修心流居合術兵法 修心館』
居合刀・武用刀剣から価値ある美術刀剣まで、日本刀・刀剣・古武具に関することなら『美術刀剣 刀心』