名作劇場 フランダースの犬 まさかまさかの大間違い | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

名作劇場 フランダースの犬 まさかまさかの大間違い

度々このブログでも御紹介しております朝日放送の『ビーバップハイヒール』



3/28の放送では

大阪大学文学部教授(西洋史)藤川隆男(ふじかわたかお)さんをゲストブレーンに、

アニメの向こうに歴史が見える!名作アニメで読み解く世界史

と題し、実に興味深い内容が放送されました。




以下、番組WEBサイトより転載

かつて、日本人の心をつかみ、驚異的な視聴率を叩きだした名作アニメ「世界名作劇場」シリーズ。スタッフとして宮崎駿も参加していたという「アルプスの少女ハイジ」をはじめ、大勢の人々の涙を誘った伝説のラストシーンが忘れられない「フランダースの犬」、なかなか母に会えない主人公に思わず感情移入した「母をたずねて三千里」などは、今なお繰り返し語られる傑作だ。これらのアニメシリーズには原作が存在し、それは名作児童文学として世界中で読まれている。そして、その舞台となった19世紀は、まさに世界が激動した時代。つまり、「世界名作劇場」は、もっともおもしろい世界史の教科書でもある。そんなアニメの世界から世界史を教えてくれるのが、大阪大学大学院教授の藤川隆男先生。大学の教え子たちとまとめた著書「アニメで読む世界史」はユニークで興味深い世界史のガイドブックとして注目された。今回は、名作アニメの伝説のシーンを紹介しながら、そこに隠されたヨーロッパの歴史を読み解いていく。
日本中の子どもたちを熱狂させた「アルプスの少女ハイジ」は、アルムの山のおじいさんのもとに預けられた主人公のハイジが、おじいさんや羊飼いのペーター、そして、フランクフルトで出会ったクララとの交流を通して成長する姿を描く、感動的で心温まるストーリー。だが、よく見ると、物語には、いくつかの謎が潜んでいる。そもそも、ハイジのおじいさんは、なぜ、人里離れた山に引きこもって暮らしているのか?おじいさんに隠された衝撃の過去が明らかに!さらに、12歳のクララは、なぜ、学校に通わないのか?それは、足が悪くて通えないせいではなかった!ロッテンマイヤーさんの存在意義も明らかに!そして、ヨーロッパの作品には珍しく、ハイジの髪の毛と目の色は黒い。それは日本人向けだからではなかった。登場人物に秘められた驚くべき歴史的背景を説き明かす。
「母をたずねて三千里」は、イタリアのマルコ少年が、出稼ぎへ行って音信不通になった母を訪ねるため、故郷イタリアから南米大陸まで三千里の旅をするという壮大な物語。ここで疑問に思うのは、なぜ、マルコの母親の向かった先は、近くの国ではなく、遥か遠いアルゼンチンだったのか?ということ。そして、親子の絆を描いた物語に隠された、もうひとつのテーマとは!?
また、評判の高いアニメ「フランダースの犬」からはクイズを出題。物語の舞台となるベルギーの人たちが見ると、オープニングテーマの映像には「間違ってる!」と突っ込む箇所がいくつかあるとか。それは、どこなのか!?
「ハテナの自由研究」は、たむけんの「一流料理人が作る匠めし」。今回は、コンビニの「ミックスサンド」を使って、和食と中華の一流料理人が豪華料理に仕立てていく!


ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)夏川純
岡元昇(ABCアナウンサー)
ゲストブレーン 藤川 隆男(ふじかわ たかお)




で、番組を通じて僕が知った、衝撃的な事実とは…


アルプスの少女ハイジに登場するセントバーナード犬“ヨーゼフ”は、原作には登場しないという事実!!

アルムじいさんは傭兵だったという事実!!


そして何よりも驚いたのがこれ

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あの名作、フランダースの犬が間違いだらけという事実です!!

日本は世界に誇るアニメ大国であることは周知のとおりで、様々な作品が海外でも放映されていますが、フランダースの犬に関しては、ベルギーでは放映されていないそうなのです。

それは何故か…


僕自身、テレビ放映でこの作品を見て育ちましたので、当然のことながら、衣装と背景から、オランダのお話だとばかり思っていたのですが、なんとベルギーのお話だったのです。
ベルギーとオランダは隣接しており、舞台となるアントウェルペンはオランダのすぐ隣、どこでどう言う経緯があって、アニメではオランダの民族衣装にオランダ式の風車になったのか解りませんが、ベルギーの人の目から見ると、とても滑稽なのだそうです。

もっと解りやすく解説しますと、日本の時代劇『大奥』に登場する人物が、皆、韓国の民族衣装を着ているようなものなのだそうです。


確かに隣国とは言え、全く異なりますものね。