合氣道修行者のための居合術講習 | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

合氣道修行者のための居合術講習

昨日は某所で『合氣道修行者のための居合術講習』があり、僭越ながら、講師としてお招きいただきました。

参加者は合気道部員の高校生が多く、また、大学の合気道部員、そして社会人で合気道を嗜む方々も集って下さいました。

前半は木刀や模擬刀を用いながら、居合形を通じて体捌きを稽古し、次にそれを合気道の業に置き換え素手で稽古して頂きました。

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
抜刀できないように手を押さえられ、後ろからも敵が迫っている、という絶体絶命の状況設定。

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
捕まれている部分は全く動かさずに、身体を上手く使って抜刀。
その時には腕を掴んでいる人は既に崩されているので、後方の敵を刺突したら自動的に投げられてしまいます。
$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba



$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
脇指や短刀・鎧通しを用いての居合。

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba



後半は巻藁試斬体験。
畳表は初心者用に半畳巻きにします。

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
巻藁(畳表)の巻き方を指導。
時間の都合もあり、体験は一人半畳巻一本のみ。自己刀所有者で試斬経験もある方は、通常通りの一畳巻を斬って頂きました。


$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
講習会では事前に素振りをして頂き、一人一人の癖を見つけ、どこをどう改善すれば良いのか、どう意識すれば良いのかを指導させて頂きましたので、参加者全員が巻藁を両断することに成功しました。

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

普段から巻藁を斬らずとも、正しい身体捌きが出来ていれば、容易く両断できるのだと言うことを証明することができたのではと思います。



試斬初体験の方々とは別に、斬り上げの稽古に勤しむ上級者には、「斬り上げとは何ぞや?」と言った物理的説明と武術的解釈を説き、指導の通り実践頂いたところ、手こずっていたのが嘘のようにスパスパと斬れるようになられました。

その術理と言うのがこの写真です。
$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
受けの方にしっかりと腕を押さえて頂きます。

$平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba
斬り上げの構えに入った瞬間、受けの軸が崩され足が浮いているのが判りますね。



若い熱心な合気道修行者の方々に出逢え、また、僭越ながら居合術の御指導をさせて頂き、僕自身も楽しく、貴重な経験を積むことができました。

拙い技術ではありますが、この日御教授差し上げた技術が、参加者の皆様のお役に立てば幸いに存じます。





関西(大阪・兵庫)で古流居合術を学ぶなら、『修心流居合術兵法 修心館』
関東でも学べます。

居合刀・武用刀剣から価値ある美術刀剣まで、刀剣に関することなら『美術刀剣 刀心』にお任せください。