大道芸

夏休み中、どこにも子供たちを連れて行ってやれなかったので、今日は下の子四人を、大阪南港ＡＴＣで開催されていた『モンスター研究所』に連れて行ってやりました。

上の子三人は留守番でしたが、それでも六人での出費は大きなもの。


久しぶりの外出ということで、ランチは焼肉ビュッフェ左近で済ませました。

肉の種類は少ないですが、1,200円で焼肉食べ放題という安さ。

上等な肉に比べれば、そりゃ味は落ちますが、しかしながらこの価格でこの味なら、じゅうぶん楽しめます。

子供達は二十種あるアイスクリームに夢中。

自分で入れるのが楽しいようでした。


帰りに敷地内で大道芸人を発見。


どんなことをするのかと見に行ったら、パフォーマンスを終えて帰る準備をしようとしていました。


僕の他にも残念だなと思っている方がおられたのですが、なんと、大道芸人さん、気前よく、

「まだ数分あるから、ご覧になりますか？」

と、パフォーマンスをしてくれました。


繰り出される技の数々に、子供達は大はしゃぎ！
絶妙なバランスでパイプ椅子の上で倒立したり、それはそれは見事なものでした。


パフォーマンスが終わって帽子を出してまわる大道芸人さんに、千円札を一枚入れて差し上げました。

ただでさえ子沢山貧乏な町井家ですので、妻が

「多すぎない？」

と心配そうな顔をしたのですが、

「最高のパフォーマンスを見せてくれたんやもん。千円じゃ安すぎて申し訳ないくらいや。子供達も大喜びだったし、家族六人で千円だったら安いやん。」

と、子供を連れて颯爽と駐車場へ向かう僕の背中に、

「かっこつけて（笑」

と妻の声がきこえました。



普段、テレビ出演の様子を見て、僕の居合を『大道芸』だと酷評する方がおられますが、今日出逢った大道芸人さんの技を見るに、

「大道芸っていいな。」

と素直に思いました。
周囲の人が驚く顔、喜ぶ顔、響き渡る笑い声などなど、人を楽しませてくれる。

今の時代、人を斬るわけにも、また、現行法律上、護身術としても使えない居合。正直なところ、なんのために修行しているのか疑問に思うこともしばしばありましたが、大道芸の一つと見られても構わない。バラエティー番組の中で、僕の居合を平和利用でき、居合という日本固有の武術を広く知ってもらうことができれば、僕はそれはそれで夢があっていいなと思います。