陸軍三式軍刀 | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

陸軍三式軍刀

今日皆さんにご紹介するのは、

「昭和18年制定陸軍制式軍刀」

俗に

『三式軍刀』

と呼ばれる品です。別称で『決戦刀』とも呼ばれています。


これまでにご紹介してきた九八式軍刀に比べると、数は少なく、軍装を趣味にされている方なら、資料として一振はお持ちになりたいと思うのではないでしょうか。

ただ、シルエットの美しさは、九四式や九八式におよびません。むしろ、ずんぐりむっくりな堅牢さだけが売りの無骨な軍刀と言った感を受けます。

僕自身、軍刀が好きなものですから、ついつい手元に残しておきたい衝動にかられるのですが、流石にそれでは嫁に叱られてしまいます。
なにしろ七人の子供達を育てていかなければならないのですから。

実はそんな経緯もありまして、数日前から重い腰を上げ、頻繁に刀心WEBサイトを更新するようになりました(笑




戦訓から、九四・九八式軍刀は「柄」と柄に纏(まつ)わる目釘と柄糸の脆弱(きじゃく)性が問題とされていた。この構造上の問題を改善し、且つ、時局柄、機能・実用に重点を置いた外装改訂を行った。装飾性を排除して責金・猿手を省略、鍔(つば)と金具は簡素化され、防塵2分割口金が採用された。
三式軍刀最大の改良点は目釘を2個に強化した点にある。この対応には刀身茎は一定の長さが必要であり、刀身選択には自ずと制約を受ける為※、それに合わせた新作刀や造兵刀などが仕込まれた。柄は一貫巻(実戦用天正拵え)に変更され、柄糸に漆を掛けて補強が図られた。この他、目貫が旧来の太刀拵えから打ち刀拵えの位置に変更された。金具の色は黒塗色。
鞘の塗色は褐色系、緑系、黒系の三系統。末期には簡易金具となり、柄糸漆塗りも省略された。

上文、軍刀サイトより転載


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僕が所有する三式軍刀拵についてはこちらからご覧下さい。



三式軍刀に関する更に詳しい記述は、大村氏が主宰する軍刀サイトにありますので、ご興味ある方は是非そちらをご覧ください。

http://www.k3.dion.ne.jp/~j-gunto/gunto_124.htm