嬉しいお便り | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

嬉しいお便り

嬉しいメールを頂戴しました。
僕の居合への熱い思いが詰ったメールに感銘を受け、ご本人ご承諾のもとご紹介させていただきたいと思います。

現在遠方のため入門を躊躇されている方や、僕の元で修行を重ねる門弟達に、是非ご一読いただきたい熱いメール。近頃稽古に顔を出していない門弟には、このメールを読んで、いつでも習える近場にいることを再認識し、初心を忘れることなく、稽古に精進するよう心がけていただきたく思います。



以下栗原様より頂きましたメールです。





                                      平成21年11月3日
修心館館長
町井 勲先生
 謹啓 初冬の候 益々ご清祥の段、慶賀に存じます。
突然のご連絡で、且つメールにて誠に不躾ではございますが、御寛恕の程お願い申し上げます。

 私は川崎市に在住、東京の企業に勤務致します栗原悦郎と申します。

 先生の事は4月に始めてテレビ番組にて拝見し、10月に再度放送にて拝見しました。
 以降、インターネットにて検索させて頂き、毎日御流派と刀心のホームページならびにブログ(徒然日記)を拝見させて頂いています。--殊に2006.5.25 付の理念には賛同、感激いたしました。以後毎日ご連絡のうえ、お伺い致したく焦燥の日々です。

 何度もメールを作成しては消したり、いきなり電話申し上げるには、ご多忙でもあり失礼と考え、焦燥を感じつつも、きちんと計画立てしてからと思い、本日に至りました。

 私は、1949(昭和24)年1月10日に大分県中津市で生を受けました。 12年勤務した企業で本年1月末に定年を迎え、その後嘱託雇用されています。

 祖父・父は陸軍士官学校出の軍人でしたが、私は柔弱な時代(?)に流され、武道・武術を学んだことがありません。日本刀剣は興味あり、博物館へ出かけてガラス越しに溜息がてら眺めていました。定年とは申しましてもこの不況で、退職金制度もないなかで、かねて渇望していましたので40万円ほどの刀剣を購入しました。(先生の刀心店を知るのが、もうひと月早ければ・・悔いていますが、これもご縁ですか・・・?)
 先生に学びたく、この数ヶ月色々と試行錯誤し、方策を模索していました。武道・武術の嗜みは皆無ですが、『本物!』と感じました。年齢や体力に問題あるかも知れませんし、この不況で退職金制度も無い環境ですが、今、始めないでどうする!の気が充溢しています。

 小学生からは愛知県、高校生からは岐阜県と転居し、大学受験から東京に在住しましたが、郷里・中津の先人に島田虎之助という方がいます。そのかたの言に[其れ、剣は心也、心正しからずば・・・]というものがあり亡父から事あるごとに云われました。また孔子に[朝に学べば夕べに死すとも可也]とありますが、そのとうりと想います。

 12月には、工面して御伺い致し度く存じます。もちろん事前に日にち・お時間をお聴きしてお訪ねしたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

 本日の日記に『東京での支所設立も・・・』と御座いましたので、唐突にメールさせて頂きました。乱文併せてご容赦下さいませ。

 向寒の砌ですが、益々のご健勝を祈念申し上げます。
                                             敬白