最愛の君へ
お誕生日おめでとう。遠くから祝福の言葉を送ります。
生まれたての君は、その小さな手でパパの指をギュッと握ってくれた。
この瞬間からパパは君の虜になった。それはもうタガが外れたと言う表現がピッタリくる。
それからは君に夢中だったんだ。それだけに会えなくなったときはつらかった。
よく「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」というが、もう君は一生分の親孝行をしてくれたと思う。だからもう会えなくても悔いはない。むしろ変にアクションを起こすことによって、君の今の生活を乱す事だけは避けたいと思う。
世の中は思うように行かないが、流れされないよう必死になってもがくところに人生の奥深さがあるんじゃないかな。
生きていればいつか君に会えるような気がする。いや、その日が来る事を信じている。
君と会った時に「この人がパパで良かった」と思ってもらえるよう、君に恥じないパパを目指して日々努力したい。
すっかり大人になった君と、大人の会話を楽しめる日が来るのを楽しみに待とうと思う。