マッド・ペイン | イサオ会

マッド・ペイン

イサオ会2ndライブ「マッド・ペイン」にお越しいただき、まことにありがとうございました!

出演者一同、心より御礼申し上げます。


作、演出をやらせていただきました、白倉裕二です。


中途半端なサディスティックを目指した今回の作品、当然のように賛否両論といいますか、総合的に言いますと評判は悪かったです。

至らない点も多々あり、特に台本と演出能力の低さに自分でもびっくりしました。


改めて自分がイサオ会を通して伝えたかったことは、恐らく煮え切らないものの面白さを追求したんだと思います。


もちろん、目指した場所は高く、一筋縄ではいかない到達点でございました。

コントに良くある題材や設定ですがコントではなく、コントよりも不親切だけどストーリーは薄っぺらい。

8対2くらいの割合で不謹慎な台詞にしたと思います。
一つもヒットしなかった方は、正常な人だと思います。全部ヒットした方は歪んでます。

イサオ会のメンバーのヒットは熊倉さん、しまだ君がわりかし正常値でしたが、後の三人はだいぶ歪んでおりました。

そんな感じの見方もありかななんて。


力不足やその他至らない点を差し引いていただいて、僕らの目指した作品は、時間が経ってからお客様にどう感じていただけるのかというところにすごく興味があります。

何も残らないとか、あれがつまらなかったとか、しまだ君のあれがあれだったなど総評していただいてマッド・ペインという作品が完結するように思えます。


一日だけのやり逃げ公演でお客様に何かを残したくなってしまうわがままで不器用であまのじゃくな集団です。


しかし作家でも演出家でもない僕にとって、こんな作品を作ってしまったくせに、これを見て喜んでいただいていたお客様に救われ、この期間中の時間が成仏できる気がしました。

お客様あっての舞台なんだなって痛感いたしました。

わかりやすい舞台ではなく、お客様一人一人の感じ方で変わってしまう作品になれば良いなっていうのが僕の願いです。


不謹慎不親切不埒極まりなくて申し訳ありませんが、家に着くまでが遠足ということで一つ、今一度思い出していただきたくここに乱雑長文失礼いたします。

ご来場いただきました皆様、一日だから行けなかったけど知ってたよという皆様、改めてまことにありがとうございました!

白倉裕二