今年の夏、どうしてこんなにイライラしているのか。正直、自分でもよくわからない。毎年この時期になると、「夏バテか?」なんて言い訳しながら、汗だくで過ごしているけれど、今年は違う。おかしい、なんか、何をしても心の中でモヤモヤが晴れない。

原因は、もちろん仕事でもないし、SNSの更新でもない。気づけば自分の部屋の片隅に、何の前触れもなく出現したあの「虫」が原因だ。

「虫?」って思うかもしれないけれど、これが本当にしつこくて困る。毎年夏になると、家の中に何匹かの謎の小さな虫が現れるんだ。それはまるで、僕に対して何かの「復讐」を誓っているかのように。

例えば、昼間に突然、机の上でその小さな虫を見つけると、何もかもが無駄に思えてくる。「またか…」と思いながらも、それをすぐに駆除せずにはいられない。やるべきことが山積みなのに、なぜかその虫を殺すことに集中してしまう自分に、情けなくもある。でも、それだけじゃない。虫との壮絶なバトルの後は必ず、「なんだか変に疲れたな」と感じるんだ。まるで「この夏、無駄に消耗しているな」と、そんな気分にさせられる。

そういえば、他にも「またか!」と思う出来事がある。毎年この時期になると、必ず出る「冷たいお茶問題」。何故か、冷蔵庫の中に冷やしておいたお茶が、どれもこれも微妙にぬるくなっている。ちょっとした温度の違いでこんなにもイライラしてしまう自分に気づくと、なんだか笑えてくる。でも、ぬるいお茶を飲んでしまった後に、「まあ、こんなこともあるよね」とか言いながら、気づけばもう一度冷蔵庫の中をチェックしている自分。何なんだ、僕は。

そして、何度目かのバトルで、結局その虫を退治した後に、ふと気づく。「これ、全部ただの夏の風物詩だよな」って。もちろん、冷たいお茶がぬるくなったり、虫がうるさかったりすることは毎年恒例の出来事だけれど、逆に言うと、それがあるからこそ、夏が「夏」だとも言える。

結局、虫にイライラして、ぬるいお茶に憂鬱になりながらも、なんだかんだでそれが「夏の一部」なんだなって、今年もまた納得したわけだ。まあ、今年も何度も冷蔵庫を開けて、ぬるいお茶に文句を言いながら、僕は夏を楽しんでいくんだろうな。

…でも、虫だけは勘弁してほしいな。