反PTAの人が多くても、前例踏襲となってしまうPTAの根本的な問題 | PTA2.0ブログ 〜PTA役員・会員・非会員のストレスを下げる記事を量産中〜

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PTA本部役員3年/日本中のPTAにまつわるストレスを減らしたい/こう考えたらうまくいく、こんなアイデア試してみない?というご提案をしています/アラフォー2児の父/僕自身のPTA3年の経験と業務・組織のコンサルタント経験に基づいて様々な情報をお届けします!

おはようございます!PTAブロガー兼アップデーターのいさお です!

 

 

みなさん元気ですか!?

 

 

昨日仕事で電話したら、顔色悪そうな声で出た人がいて思わず「元気出していこうぜ!」って言いそうになりました。電話の声だけで顔色まで想像できてしまうってすごいですね、声の持つ力。

 

 

僕は、こんがり日焼けして半袖のムキムキみたいな人をイメージしてもらえるよう、元気に電話に出ようと思いました!(実物はひょろっとして弱そうですが(笑))

 

 

さて久々のピーブロ(PTA2.0ブログの略)いってみよう!

 

 

世の中は専業主婦がマイノリティ

まずはこのグラフを見てください。専業主婦世帯と共働き世帯の数の遷移です。1990年代から逆転して、今は共働き世帯が専業主婦世帯の2倍弱まで上昇しています。

 

 

僕が子供だった1980年代と比べると全く逆の割合になるんですね。僕のオカンはパートしてたからPTAや少年野球でなんかの役に当たらないようになっていたみたいだったけど、当時は世帯も多かったから代わりはたくさんいたようだしそれで問題なかったんでしょうね。

 

 

今は少子化で世帯も少ない、さらに働いている人の方が多いってなると、そんな悠長なことを認めてくれるPTAなんて多分稀で、働いていようがいまいが基本的にはみんなでやろうとなるでしょう。

 

 

で、世の中これだけ変わっていたのに学校やPTAはどれだけ変わってきたのか?というところが今日の話題です。

 

 

同じPTA活動をしていたら、個人の負担は増える

昔は女性は家事・育児に専念していて、男性が外で働くというパターンが主流でした。

 

 

だから主婦の日中のパワーを使って、学校や子どものために色々やろうってことでPTA活動ができたんですが、いまは日中は仕事してる人が主流なわけでそこのパワーを使うのは難しい。すでに「空いている時間」ってのがないから、何かを犠牲にしないといけなくなり負担が増えます。

 

 

だったら土日や夜にってなるんですが、そこは子どもが家にいて家族の時間なのだからそれをたくさん削るとなると、子どもたちのためにやろうとしていることが本末転倒って感じになってきます。

 

 

ママ友・パパ友はいますか?

そんな共働き世帯は、平日に学校に行ったり、近所の子が遊びに来たりするのを目にする機会も少なくなるのは当然です。(全体的に見れば)

 

 

共働き世帯はママ友やパパ友作ろうにも接点が少ないから、どうしても難しいですよね。幼稚園だと保護者が送迎してそこで話したりすることもありますが、保育所だとそれぞれが仕事の時間に合わせて、預けて、迎えに来てって感じなのでなかなか会話するタイミングがありません。

 

 

PTA活動のメインが専業主婦となると、専業主婦同士の繋がりはより強くなる方向に向かいます。PTA活動では顔を合わせる機会が多いですからね。で、ここにPTAが変われない原因があるのではと思うのです。

 

 

専業主婦連合VS個人

役員や活動のメインが専業主婦になると、専業主婦中心のロジックをそのまま継承しようとしていくことが多いでしょう。なぜなら自分たちはあまりそれで困らないからです。

 

 

前例踏襲がさらにそれを加速させます。「これまでみんな仕事休んで来てくれてましたよ」という圧力をかけるような感じですね。

 

 

で、専業主婦の役員がだんだん結束を強め、みんなで分担したほうが(自分たちが)楽じゃん、ってなって出来ない人にやらそうとするんですね。

 

「いやいや、うちは仕事してるからそんな日中に

…」ってなっても、そのポイントで「専業主婦連合の役員」対「私ひとり」となってしまいます。



PTAが共働き世帯のロジックに移行していかないのは、多数派でありながら結束する環境が整っていないことにありそうです。仕事してるオカン同士が友達になっていないのです!だから専業主婦役員の結束を打ち破れないんです!!

 

 

まとめ

日本は長年「男性稼ぎ手モデル」の環境でやってきました。その枠組みを大きく変えないまま女性が働きに出ていることでいろんな歪みがあると思います。



「保育所落ちた…」にあったように保育の環境もまだ整っていないところもあります。



そして、問題のあるPTAは社会環境の変化に追いつかない典型的な例。うまく順応できているPTAを参考に、改革を進めていけるともっと世の中が良くなるんだと思います。



ひとりのカリスマ性のある人がババっと短期間で変えられるところもあれば、何人もの人で何年かかけて変わるところもあると思います。



悪いPTAが減り、良いPTAが増えるよう、僕も力になれたらいいなと、情報発信してます。ご意見などはお気軽にどうぞ!



では、また!


 

 

 

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