私の人生(１２) 福岡から大阪に戻り新築の実家での生活。。

　転勤復活から大阪に戻り希望を実家のある市にしてもらって。。

　高校卒業と同時に家を出た私。。その間に親は新築の家を買い引っ越して。。それで私も一度は住んでみようと自宅に戻ったのですが。。そもそも父親とそりが合わないので居心地が悪く３ヶ月だったか半年だったか覚えていないけど速攻で家を出る決意をして。。　そしてその頃に同じ店舗の新入社員の後輩君とウマが合って親友かの様に仲良くなって僕はインテグラ、そのこは？？確かレビンだったかトレノだったか？？たしかそんな感じの車で二人で採石場に夜中侵入してそこでダート的に車滑らせて走ったり、六甲山(それなりに走り屋君達のメッカ)に走りに行ったり。。時には夜な夜なナンパしたりと遊んだりもしていたのだが。。。

　ここで最初の彼女との事で人生の１度目の大きな運命の分かれ道が。。。

　近江八幡で付き合う時に絶対に止めといた方が良いと言われていたけど。。遠距離ながら車で行ったりなんかもして、そしてとある時に結婚したいね。。って話になったのだけど、言うまでもなく相手のご両親に会う事すらなく反対され展開も発展せず。。そんな時に彼女と冗談の様な本気の思いもあって「どうせ反対されるなら既成事実作っちゃえば反対されないんじゃない？？一回中出しして子供つくちゃおうぜ！！」と。。もちろん私の信条は男は身勝手、女性は大きなリスクと人生を左右してしまう！！なので相手が求めても(ナンパとかで快楽優先で生で入れてとか言われても絶対にしなかった)避妊は絶対だったし彼女とももちろん毎度避妊はちゃんとしていた。。。

　しかぁ～し人生って凄いよね。。このたった１回の中出しが見事に当たって妊娠。。。

　そして既成事実になっちゃったんだからこれで二人で両親の所に行けるのかと思ったら、何だか彼女が二の足を踏んで日にちだけが過ぎていき。。。そしてもう堕ろせない所まで日数が来てしまい。。そして彼女は両親と同居にも関わらず妊娠している事を一切言わず。。そして出産。。

そして彼女が出した結論は子供生まれたけど本家の家を捨てる事が出来ない。。。私にはこの子を育てる事が出来ない。。

　もちろんその時にやり取りまで鮮明に覚えている訳ではないので、実際にはもっと色んな話をしたんだろうと思うけど、そして何故か２０歳の私は若造で子育ての大変さも分からないのに「お前が育てられへんのやったら俺が引き取って育てるわ！！」と。。　　男は身勝手、すぐ逃げる！！これが出来ていたら間違いなく違う人生だったのは言うまでもない！！

そして実家から出て２ｋのアパート暮らしをしていた所に彼女が退院してそのまま子供を連れて来て。。子供を残して滋賀県に帰っていった。。。いきなりその日から０歳の赤ちゃんと二人。。しかも私は実家近くの店舗まで通勤で仕事に行かないとダメ。。どうにもならず市役所に事情を話して相談したら「困りましたねぇ。。母子家庭には手当や住まいなど色々な補助があるのですが父子の場合それが無いのですよ。。生んだお母さんに話して相談して下さい！！」と。。途方にくれました

　そしてどうにも出来ない状況のなかたまたまアパートのすぐ近くの年配のおばちゃん？おばあちゃん？？覚えてない

日当を払って面倒を見てもらうお願いを。。遠距離恋愛の時から、かかっていた電話の通話代、ガソリン代(ナンパしまっくってたから)等々すでにそれなりにキャッシングしたりしていたので。。生活圧迫してたにも関わらずこの状況に陥って、この頃からついに今は無き武富士やアコムなどカード会社からお金を借りまくって多重債務に片足を突っ込んで。。それで何とかしていた。。しかも４時間おきにミルクをあげてお風呂入れて。。まさにママが一人で苦労する事を２０歳の若造が何も分からず寝てるのかおきてるのか仕事してるのか死んでるのか。。もう訳の分からん状況になって。。。

そして限界が来て会社無断欠勤(もちろん当時は携帯電話なんて無いので)１週間だったか１０日だったか無断欠勤が続き当然心配した店長が実家に連絡して両親と店長がアパートに来て。。前にインテグラ止めてるから居るのはバレバレ

　何度もインターホン鳴らされて。。居留守つかっていたけど、そのインターホンの音で子供が泣き出して。。

そしたら玄関先で「え！！どういう事？？中から赤ちゃんの泣き声しません？？」って両親と店長が話だし大騒ぎになってきて。。仕方なく玄関をあけて。。状況を見た３人が。。。

　とりあえず落ち着て中に入って話を。。。　と　　そこでいきさつを話して。。そりゃそうですわな。。まさか自分の娘が一人出産をして子育て。。とかって話はあるにしても、まさか自分の息子が何故かいきなり一人で子育てする羽目になるとは。。想像もしてないし怒るに怒れない状況になってるのだから。。。。

　この子供の事で相手の女性と両親を交えて話をするのだが。。それは次回に書きましょう

　ちなみにこの子につけた名前は『はるか希望を持って生きて欲しい』と願って「悠希」と名付けました

これは私２０歳の時の子。。。今は既に３０歳を超えている。。どうしているだろうな　知らんのかい！！それもまた人生の流れからイロイロ展開していくのです。。お楽しみに