今回は、近鉄バファローズの投手成績を紹介します。
村田辰・阿波野・小野を表(オモテ)のローテ、谷宏・小山・佐々木を裏(ウラ)のローテ、石本をクローザーに据えてシーズンを戦いました。
村田辰と阿波野が本塁打を浴びるケースが多く2点台半ばの防御率に終わってしまいました。小野がエースピッチャーとして君臨し、谷宏と柳田の両右腕が高い完投能力で安定感を発揮しました。
※ホールドとセーブは、NPBの記録規定に則るとほとんどポイント対象外の場面が多かったため、参考記録程度にとどめてください。
先発投手として好成績を挙げた3投手の個人成績をピックアップします。
■小野 和義
絶対的ストライクでカウントが取れるシュートを武器に、抜群の安定感を発揮しました。先発登板15試合のうち14試合完投、うち完全試合を1試合成し遂げました。
■谷 宏明
登板全試合完投勝利。防御率こそ小野に及びませんでしたが、完全試合とノーヒットノーランをそれぞれ1試合達成しました。イニング序盤はシュートを中心に、終盤はスライダー中心の配球で三振の山を築きました。
■柳田 豊
登板15試合中14試合完投勝利(うち1試合は5回2/3コールド勝ちのため参考記録)。特にセ・リーグの球団を得意として防御率0.22を記録しました。
次回は、近鉄の打者成績を紹介します。