今回は、ロッテオリオンズの投手成績を紹介します。

投手成績(チーム・個人)はこちらから(PDF)

村田兆治・荘・仁科を表(オモテ)のローテ、水谷・石川・深沢を裏(ウラ)のローテ、牛島をクローザーに据えてシーズン中盤まで戦いました。

村田と荘の安定感はすばらしかったのですが、それ以上に好成績を収めた石川と深沢の2投手と、シーズン中盤から先発に転向させた伊藤が抜群の安定感を誇りました。

※ホールドとセーブは、NPBの記録規定に則るとほとんどポイント対象外の場面が多かったため、参考記録程度にとどめてください。

 

先発投手として好成績を挙げた3投手の個人成績をピックアップします。

 

■伊藤 優

シーズン中盤から先発へ転向させて大成功。チームトップの防御率を記録しました。試合中盤まではスライダーでカウントを取って三振の山を築き、試合終盤はスタミナが切れたタイミングから必ず空振りが取れる半速球で三振を奪えるため、先発した試合は全試合完投できました。

※この半速球の存在を知ったのは伊藤の投球時に偶然に発見したもの。その後にプレーする球団にも空振りが取れる半速球を投げられる投手がいることを発見するきっかけになりました。

 

■深沢 恵雄

アンダースローから投じるシュートでカウントを取って三振を奪う投球スタイルで、防御率1点台を切る好成績を収めました。

 

■石川 賢

変化球の曲がりの小さい投手は、先発投手として完投させるのは難しいのですが、石川は

ボール球を振らせてカウントが取れる特長があり奪三振率が高く、すぐれた防御率を記録することができました。

 

次回は、ロッテの打者成績を紹介します。