今回は、阪急ブレーブスの投手成績を紹介します。

投手成績(チーム・個人)はこちらから(PDF)

 

佐藤義・山田・山沖を表(オモテ)のローテーション、今井・星野・古溝を裏(ウラ)ローテ、アニマルをクローザーに据えてシーズン序盤を戦いました。

佐藤義と山田は長打を浴びる傾向があり、イニング後半の配球に苦労しました。完投能力があり優秀な防御率を記録したのは今井・山沖・古溝の3投手。さらにシーズン後半は白井孝幸を先発へ配置転換したところ今井に次ぐ好成績を収めました。

1球団目の日本ハムのプレー時と比べると配球の技術が向上したのは確かですが、投手ひとりひとりの能力の高さが好成績につながったと感じています。

 

※ホールドとセーブは、NPBの記録規定に則るとほとんどポイント対象外の場面が多かったため、参考記録程度にとどめてください。

 

先発投手として好成績を挙げた4投手の個人成績を下記ピックアップします。

 

■今井雄太郎

CPUのバッターが見逃しか空振りで必ずストライクとなる球が投げられ、そのイニング数を試合終盤まで維持できるため、0.66という優れた防御率を記録し、事実上のエースピッチャーとして活躍しました。完全試合とノーヒットノーランをそれぞれ1試合成し遂げました。

 

■白井孝幸

シーズン中盤に中継ぎから先発へ配置転換したところ大活躍。今井に次ぐ0.76という先発防御率を記録しました。イニング後半に空振りを取れるスライダーを武器に安定したピッチングを披露。

 

■山沖之彦

小さく変化するスライダーを軸に活躍。際どいボール球を振ってくれない打者に対してカウントを取りに行った時の直球が長打を浴びにくく、それが0.94という優れた防御率につながったと考えています。(被本塁打率はチーム2位)

 

■古溝克之

実在の古溝選手は左投げですが、燃えプロではなぜか右投げ。白井や山沖と同様にスライダーでカウントを取るスタイル。被本塁打率はチームトップ。打たれても長打になりにくい特長が、0.98の好防御率につながったのだと思います。

 
次回は、阪急の打者成績を紹介します。