生コン工場のマニュアル(社内規格及び手順書類)を今一度見直そうというシリーズです。

今回は、「製造作業標準」です。

 

「製造作業標準」

 

「作業標準」は、

 

JISQ1001附属書B品質管理体制の審査の基準

イ社内規格の整備

(ⅲ)工程ごとの管理項目及びその管理方法、

品質特性及びその検査方法並びに

作業方法に関する事項

 

工程ごとの作業方法を規定しなければなりません。

 

レディーミクストコンクリートの製造工程は、

次のようになります。

 

  1. 原材料の受入
  2. 出荷作業
  3. 製造前作業
  4. 製造作業
  5. 工程検査
  6. 運搬作業
  7. 製品検査

大まかな流れとしては、上記のようになります。

 

製造作業標準としては、上記の1.3.4.

を規定していきたいと思います。
 
(1)受入作業
 a)セメント
 b)骨材
 c)混和材(剤)
 それぞれ、納入書のチェックから
 鍵の受渡し、受材盤の操作方法、
 鍵の返却までを規定します。
 誤った材料が納入されないことを明示
 
(2)製造作業
 a)準備
  電源等のスイッチON、始業前点検を規定
 b)計量指示
  出荷管理システムからの製造指示
 c)受材
  受材システムによって誤った材料の供給がされないことを明示
 d)計量
  練混ぜ時間、練混ぜ量、計量値が以上の場合の処置方法
 e)練り混ぜ
  材料投入順序、目視検査、細骨材の表面水率調整について
 f)積込み
  ホッパから直接積込む
  残水、残コンの排出確認・記録
 g)終了作業
  ミキサ洗浄、電源OFF
 
上記のような項目の実際の手順を
文書化して社内のマニュアルにしてください。
 

次回は、「出荷作業標準」です。

 

 

 

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