生コン工場のマニュアル(社内規格及び手順書類)を今一度見直そうというシリーズです。
今回は、社内規格「総則」概要です。
社内規格(総則)の概要
生コン工場の社内規格は、
基本的にはJISA5308、JISQ1001、JISQ1011の
内容を全て満足する必要があります。
その他に関連法令、規制基準、生コン工業組合監査基準等
を考慮する必要があります。
今回は、社内規格のうち「総則」関係を見ていきます。
次の項目の社内規格化が必要です。
- 社内標準化及び品質管理の推進が経営指針として確立している
- 社内標準化及び品質管理が計画的に実施されている
- 各組織の責任及び権限が明確になっている
- 品質管理責任者を中心とした各組織間の有機的な連携がある
- 社内標準化及び品質管理を推進する上での問題点の把握及びその解決のための適切な措置
- 社内標準化及び品質管理を推進するために必要な教育訓練が就業者に対して計画的に実施されている
- 工程の一部を外注している場合、その者に対しての技術指導
- 品質管理責任者の配置
- 社内標準化及び品質管理の組織的な運営が行われている
- 社内規格の制定、改廃及び管理
JISQ1001に規定されている「総則」に関する事項を列挙してみました。
「総則」には次のような規格があります。
- 社内規格総則
- 組織及び職務分掌規程
- 品質管理委員会規定
- 方針管理規定
- 教育規定
- 文書管理規定
工場によっては、ここに苦情、環境管理、外注等を含む場合があります。
社内規格を作成するにあたり、参考にしたいJIS規格があります。
それは、JISZ8301「規格票の様式及び作成方法」です。
ここには規格票の作成に関する標準が
定められていますので、
ぜひ参考にしてください。
次回は、「社内規格総則」です。
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