生コン試験係養成講座シリーズです。

今回は、標準化と品質管理(3)です。

 

標準化と品質管理(3)

 

今回も標準化と品質管理についてです。

 

今回は「品質管理」についてです。

 

品質管理とは、製品やサービスの品質を

維持・向上させるための重要な取り組みです。

具体的には、工程管理、品質検査、品質改善の

3つの管理業務を通じて、製品品質を保証します。

以下にそれぞれの管理の内容を紹介します。


工程管理:

工程管理は、品質をつくり込むために

工程を適切な状態に管理することです。
作業手順の標準化や教育訓練を行い、

確かな品質をつくり込める人材を育成します。
設備の維持管理を通じて、

生産が常に適切な状態で行われるようにします。

4Mとか5Mとかいわれています。

  1. Man(人)
  2. Mchine(機械)
  3. Method(方法)
  4. Material(材料)
  5. Measurement(検査)

最近は、これに加えて+1E又は6Mもあるみたいです。

 Environment(環境)

 Manegement(マネジメント)

 

品質検査:
 

品質検査は、製品が確かなもので

あることを検証し、保証するための活動です。
製品や工程の検査を通じて、

品質が確かなものであることを確認します。
 

品質改善:


品質改善は、不適合の再発防止や

未然防止のための改善を行います。
発生した不適合を分析し、

改善策を実施して品質を向上させます。
 

品質管理は、

不適合を最小限に抑え、

顧客の信頼を築くために

欠かせない活動です。

 

 

品質管理手法

 

品質管理を行うにあたり、

様々な品質管理手法が提唱されています。

 

代表的なものを以下に示します。

 

PDCAサイクル:


PDCAサイクルは、

Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)

の4つのステップを繰り返すことで、

継続的な改善を図る考え方です。
計画を立てて実行し、

その結果を評価して改善策を実施することで、

品質を向上させます。
 

QC7つ道具:


QC7つ道具は、

品質管理の基本的なツールセットです。

 

  1. パレート図
  2. 特性要因図
  3. グラフ
  4. ヒストグラム
  5. 散布図
  6. 管理図
  7. チェックシート
 

統計的品質管理(SQC):


統計的品質管理は、

統計的な手法を用いて

製品やプロセスの品質を管理する手法です。
製品の特性値や工程のパラメータなどの

データを収集・分析し、

品質の変動を把握します。
 

品質機能展開(QFD):


QFDは、

顧客の要求を製品の設計や

製造プロセスに反映させる手法です。
顧客の声を製品の品質に直接結びつけることで、

品質を向上させます。
 

これらの手法を組み合わせて、

品質管理を効果的に進めることが求められています。

 

 

 

工場でも、管理図等を用いて状況分析し、

特性要因図を用いて原因特定をして、

再発防止策を策定・実施していると思います。

 

次回は「管理図」についてです。

 

 

 

【FaceBook】
https://www.facebook.com/isao.ito.54/

【(株)エーディーHP】
https://adqms.wordpress.com/

 

【公式LINE 作成しました。こちらからコメント頂いてもお答えします。】

友だち追加