ゴーラル曲線は、コンクリートの早期強度を推定するために使用される数学的なモデルです。具体的には、以下の式で表されます:

 

f=t/(b+at)

 

ここで、

  f​ はコンクリートの強度

  t​ は材齢

  a​, b​ は係数

 

係数a,bは次の式で求めることができます。

 

a=(∑F∑t-n∑tF)/((∑t)^2-n∑t^2)

 

b=(∑t∑tF-∑t^2∑F)/((∑t)^2-n∑t^2)

 

ここで、

  F=t/f

 

このゴーラル曲線を用いることで、コンクリートの早期強度を推定し、適切な施工計画を立てることが可能になります。ただし、実際の強度発現はコンクリートの配合や環境条件により異なるため、注意が必要です。

 

ゴーラル曲線を使用するメリットは、次の通りです。

 

早期強度の推定: ゴーラル曲線はコンクリートの早期強度を推定するためのモデルであり、これにより施工計画を適切に立てることが可能になります。


施工管理の効率化: 早期強度の推定により、コンクリートの固まり具合や施工時期などを予測し、施工管理を効率化することができます。


品質管理の向上: 早期強度の推定は、コンクリートの品質管理にも寄与します。具体的には、早期に強度不足が予測された場合、迅速に対策を講じることが可能となります。


環境適応性: ゴーラル曲線は、温度や湿度などの環境条件を考慮に入れることができます。これにより、様々な環境下でのコンクリートの強度発現を予測することが可能となります。

 

ゴーラル曲線による強度推定(例)

 

曲線図は表示しませんが、各材齢における強度推定値は表示しています。

 

 

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