2024年3月改正のJISA5308では、舗装コンクリートの強度試験方法が協議事項になりました。

 

舗装コンクリートの強度試験は、曲げ強度試験のみでした。骨材最大寸法20㎜や25㎜であれば10㎝×10㎝×40㎝で、まだ一人でも試験できますが、骨材最大寸法40㎜の15㎝×15㎝×53㎝になると型枠+供試体で50kgを超えてきます。

とても一人では試験できません。

 

ようやく、圧縮強度試験でも製品の品質を判定できるようになりましたので、技術資料を整備して対応できるようにしておきましょう。

 

技術資料の作成は、全国生コンクリート工業組合の試験規格ZKT-215に詳細が載っています。JISハンドブック(生コンクリート)に記載がありますのでご覧になってください。

 

簡単に説明しますと、現在社内規定されている舗装コンクリートの標準配合(例えば曲げ4.5-6.5-40N)の同一単位水量で水セメント比を±5%、細骨材率を±1%した配合の3種類で、室内又は実機でそれぞれ2回製造し、6回の圧縮強度及び曲げ強度のデータを最小二乗法で相関係数及び関係一次式を作成するものです。

 

一応、参考までに技術資料を作成してみましたので見てください。

ZKT-215(圧縮強度と曲げ強度の関係)

 

何か質問ややってほしい事があればメッセージ又はコメントください。

生コン工場勤務実績13年ですので、安心して具体的な質問でもOKです。

 

【FaceBook】
https://www.facebook.com/isao.ito.54/

【ホームページ】
https://adqms.wordpress.com/