JISA5308及びJISQ1011が2024年3月21日に改正予定です。

2023年12月22日に改正説明会を受講しました。

2024年2月1日まで説明会が開催され、その後質問に関する回答が公開されます。

 

各生コンJIS工場様におかれましても、移行期間中(6か月:2024年9月20日まで)に変更申請しなければなりません。

 

JISが改正されてもすぐには変更申請できないでしょう。納入書や配合計画書の様式変更は印刷所への注文や品質管理システムの更新対応を待たなければならないからです。

 

それまでに「社内規格改正」、「品質記録の様式改正」、「技術資料の作成」及び「顧客への周知」などを計画的に実施しなければなりません。

 

今後、各改正案を提示していきます。

 

 

ところで、

JIS登録認証機関協議会のホームページ(一般財団法人日本規格協会HP)にて次のような発表がありました。

 

トップページ一番下の「JIS登録認証機関協議会」をクリックしてください。

 

「2023年12月18日」

トピックに掲載の「JISA5308原材料の適正な使用に関する審査」を、「JISA5308適正な管理状況に関する審査の実施」に差替えをいたしました。

 

JIS登録認証機関では皆様のご協力を得て、平成27年(2015年)7月以来、JIS A 5308における原材料の適正使用に関する審査手法の導入を行ってきましたが、昨今発生している不適切な事案を検討した結果、各登録認証機関の今後の審査において原材料に限らず、適切な品質管理活動が継続的に実施されていることの全般を確認する必要が認められましたので、今後の審査手法を一部変更することになりました。詳細はこちらをご参照ください。

内容から、今まで「セメントの納入量と出荷量から、標準化していないセメントの使用」について審査していましたが、昨今発生した戻りコンの不正再利用や品質記録の不備に関するJIS取消し事案が認められたために、審査手法を変更するとのことです。(従来の原材料の不正使用に限定せず、製造工程や検査の実務、製品の管理水準や内容、苦情処理や外注管理など全般を対象とすることになったそうです。)

 

今回のJISA5308及びJISQ1011の改正は、管理に関して緩和されるものが多いです。上手に取り入れて適切な品質管理に取り組みましょう。

 

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