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あなたは立ち上がって体を払った。そして今度は先ほどとは逆の右側へと歩き出した。
「まだ行くつもりか。懲りない奴だな。そこまでして何になる?危険なのはここばかりではないぞ。それにおまえの探している秘宝は、あれは単に望みを叶えるだけのものではない。呪われた秘宝だ。分からぬか?森は獲物がかかるのを待ち、魔物は餌食を探して徘徊し、秘宝は新たな呪いの犠牲者を求めている。そこに進もうとしているのがおまえだ。」
その言葉が聞こえないかのようにあなたは歩みを続けた。後ろからはなおも少女が話が続けてきた。
「おまえの向かう先にあるのは、恐怖と危険だけだ。よしんば秘宝を見つけてその魔力を使ったとしても、残るものは何も無い。あるのはただ死か、もしくは呪いだけだ。」
少女の声は徐々に遠のいて行った。あなたは闇の中へと一人足を進めて行った。
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