くるりの京都音楽博覧会2008にて、はじめて「バビロン」聴いてから、すっかりとりこになっていたハンバートハンバート。昨年は、大阪のなんばハッチとブリーゼブリーゼにて、2回参戦。ライブならではの音の響きもさることながら、夫婦漫才を思わせる2人の掛け合いにいつも心が和む。
今回は、神戸クラブ月世界という、小さな元キャバレーの味のある場所での参戦やったのだが、いかんせんチケットとるのがぎりぎりで、番号は253番。小さな路地で、順番を待ち、ついに番号が呼ばれた瞬間、後ろをむくと、ほとんど人がいない…。せっかく、キャパが小さいのになぁ、また2階かと思っていたら、店員さんが声をかけてくれて、なんと、運よくあいていたステージの前から2番目の席に案内してもらった。左はしっこやったけど、今まで、遠く2階席から見ていたことを思うと、もう、その近さといったら…!自由席万歳!兄さんありがとう!
さてさて、元キャバレーだけあって、妖艶なライティングが独特の雰囲気を醸し出す、クラブ月世界。壁際の照明はまるで満月のよう。開演時間5分押しで、メンバーが舞台に上がる。マンドリンの井上太郎さん、ベースのガッツさんは前回とおんなじメンバー。いつも帽子の佐藤さんが今日はさらさらストレートで登場にびっくりするも、それをはるかに凌駕しておどろかされたのが、まあるく膨らんだお腹であらわれた遊穂さん。昨年9月に最後にライブをみたときとかわらず、まっすぐとのびた背筋、かわいい瞳に、細い手足。でも、たしかに、赤ちゃんがお腹にいるんやなって一目でわかるぐらい、大きく命が育っていた。
よくわからないけど、なんか、遊穂さんの強さみたいなのを感じて、涙がこぼれる、こぼれる。もう、歌ってくれるだけで、笑ってくれるだけでうれしくて、今日、ライブにこれてほんと、よかったなぁと、しみじみ。
思わぬことは続くもので、ハンバートハンバートがくるりの鶏ビュートでカバーしている、虹を歌ってくれた。これ、ほんと、鶏ビュートの中で一番好き。ベースの響きが体に伝わるくらいの近さで、この曲聴けたんかほんとうれしくって。今回、PAのかまちゃんとベースのガッツさん、マンドリンの井上太郎さんがこのカバーを録音したときのメンバーで、今日歌ったんですと、話してくれた。
ハンバートのライブ、歌も大好きやけど、遊穂さんと良成さんの微妙な間合いのあるおしゃべりが、大好き。
今日も、母の日なにかしましたか~とか、井上太郎さんがライブ会場入りに遅刻した話とか、欲しかった天火オーブンをオークションで買っちゃったとか、遊穂さんと良成さんは、歌よりもある意味高度テクニックで楽しい掛け合いを披露してくれた。
新曲や古い曲や私の大好きな曲をたくさん歌ってくれて。アンコールだけでなく、ダブルアンコールまでこたえてくれました。「元気で、また戻ってくるね~。」と言ってたくさん手を振ってくれた遊穂さん。ダブルアンコールで歌ってくれたのはみんなが知ってる「サザエさん(エンディングテーマ)」。たぶん、即興?ゆかいで、たのしくって、明日が楽しみになるすてきなセッションでした。
帰り道、近くの生田神社にお参り。いい音楽を聴いた後って、なんか体の感覚が敏感になるよう。外の青空がとても気持ちよく、そよぐ風にクスノキの香り。神社では、神様に遊穂さんの赤ちゃんが無事生まれますようにと祈った。次、歌声をきけるんはいつなんかわからないけど、次を楽しみに、そして、ライブはやっぱり、行けるときにしっかり行こうと固く決意をしました。