１０牌複合系

７牌複合系は並び対子および１間対子に暗刻または順子が付加した形でしたが、１０牌複合系はそんなにきれいな聴牌形にはなりません。

何とか分類しようとしていますが、現時点までのまとめを報告します。

待ち牌Quiz：１０牌複合系

例によって待ち牌Quizです。

今回の目次のようなものと考えてください。

１０牌形３階建て

７牌複合系のポッポ型と分銅型がそれぞれ、順子の上に載った形です。

順子貼付けですから、両側に順子拡張の待ちが生じます。

機能的には４枚使いから暗刻外しをした形が、本来の基本形です。

７牌複合系の場合と同様に、これら１０牌形から順子外しと暗刻外しで別の７牌複合系が生じます。

この２つを見た目から「３階建て」と呼んでいます。

それぞれ「ポッポ型３階建て」「分銅型３階建て」です。

７牌複合系への暗刻付加

前のスライドで暗刻載せによる３階建てを示しましたが、７牌複合系への暗刻付加を示します。

７牌複合系への暗刻付加

７牌複合系の中で深いのはポッポ型と分銅型への暗刻付加です。

ポッポ型への暗刻付加は、実は、L１型との単騎牌共有合体です。

一方、分銅型への暗刻付加は順子外しでL３凸型（３面待ち）が形成されます。暗刻外し・順子外しで別の聴牌形となる複合型です。

面白いのは、この１０牌形の分銅型暗刻付加に更に暗刻付加が生じた場合です。スライドに示すように元々の分銅型の暗刻を外すと１牌欠損井桁型（３面待ち）が生じます。付加した暗刻外側に両面待ちが生じるのはポッポ型とL１型単騎牌共有合体で生じる待ちとそっくりです。ですが、一方は単騎牌共有合体であり、他方は暗刻付加による複合系です。

７牌双碰暗刻付加

７牌双碰に暗刻を付加した１０牌形は「不思議な嵌張」が生じて３面待ちになります。

待ちも何もない場所に暗刻が付加して新たな待ちを形成する「暗刻付加」の代名詞みたいな１０牌形です。

一方、７牌双碰に暗刻載せをした形もその端に待ちが生じて３面待ちになります。

これらはいずれも１０牌複合系です。

４連対子雀頭載せ

連続対子（４連対子および５連対子）は１０牌形なので７牌形では出てきません。

４連対子の雀頭は対子ならなんでも構いません。もし、その雀頭が４連対子の上に載ったらどうなるかです。雀頭上の待ちは４枚使いのためなくなり両端対子の双碰待ちだけとなりますが、４連対子の先に新たに両面待ちの待ちを生じて全体として３面待ちとなります。

この形に更に暗刻付加が起きると１３牌形となりますが、さて、どうなるかです。

雀頭に近い側に暗刻付加が起きると、ポッポ型への一盃口貼付けとなり、ポッポ型の本来の待ち＋順子拡張の待ちが生じます。４連対子の待ちと合わせて５面待ちとなります。

雀頭に遠い側への貼付けはポッポ型にはなりませんが、４枚使いからの暗刻外しで別の双碰待ちができ、全体として３面待ちとなります。

待ち牌Quiz解答

待ち牌Quiz解答です。