おはようございます。5月も中旬を過ぎいよいよ夏の暑さを感じるようになりましたね。平年に比べて少し遅めの暑さという感じがします。今年も猛暑になるのでしょうか・・・。5.6.7月と外回りの仕上げ仕事が多いだけに、梅雨も含めて悩ましい時期になってきました。毎年のこととは言え、慣れることはありませんね。仕方がない頑張りましょう。
さて今朝は木と漆喰について書いてみたいと思います。
木と漆喰は相性が良いとよく言われます。それはデザインや意匠的な面のことを指すことが多いと思います。木も漆喰も自然の素材ゆえに、お互いに収縮が起きます。木も縮むし漆喰も縮む。そうなるとチリ隙と呼ぶ隙間が生まれます。今のところ、この隙間を完全に予防する方法はありません。
また木は縮むだけでなく捻りも起きます。梁のように背の高い箇所はくの字の捻じるのです。製材から加工、そして壁を塗り仕上げるまでの期間が長ければ長いほど捻りは小さくなり、収縮も少なくなります。それは土壁も同じで、乾燥に伴い収縮する急性期と、その後1年2年かけて少しずつ強度を上げつつ収縮する期間があります。
どちらもそうした期間を必要としていて、緩やかな狂いを故障として発現させない柔軟性を持っているという点では土壁と木の相性は良いと言えます。しかし最近は土壁下地での漆喰塗りという場面が少なくなりました。漆喰は土壁とは異なり緩やかな歪みに対して強いとはいえないため、無垢の木と漆喰だけでは相性は良いとは言えない面もあります。
言葉が足らずで、誤解を生む表現になってしまっているかもしれません・・簡単にはまとめられませんが、意匠的な相性はとても素晴らしく、繊細なことを追求しなければ問題なく長持ちするし美しいです。ただ、「どんな素材にも弱点はあり、自然のもの同士でそれを補い合うのは難しいものだ」「要は相性は良いけど完璧なペアではないよ」と言いたかっただけです(汗)
土蔵再生・土塀の修復や古民家再生など奈良らしい風景や文化を
守る伝統的な左官工事を未来へ継承する井上左官工業株式会社


















